2005-03-11 第162回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号
それから、当時のように企業間取引が建て値制で行われているときはわかるわけでございますが、今建て値というのはかなり形骸化しておりまして、実際幾らで売っているかというのは別な価格でやっているわけでございまして、そういった二十五年間のうちにいろいろな変化もある。 そういうことからしますと、現行の十八条の二というのは、これはもう廃止すべき時期ではないのか。
それから、当時のように企業間取引が建て値制で行われているときはわかるわけでございますが、今建て値というのはかなり形骸化しておりまして、実際幾らで売っているかというのは別な価格でやっているわけでございまして、そういった二十五年間のうちにいろいろな変化もある。 そういうことからしますと、現行の十八条の二というのは、これはもう廃止すべき時期ではないのか。
幸か不幸か、非常に高価格の薬価制度の中で、しかも、建て値制というものが入って各製薬メーカーとも経常利益一千億前後という大変な高利益を得ているわけですから、そのぐらいのことをメーカーの責任でやらせても構わないと思うわけですが、それについてどうですか。
そういう中で、リベートとか返品とか建て値制といったような従来の既存の商慣行を実は有名無実化させるという方向に動いているわけでございます。 また、最近の急激な円高は、メーカーサイドの海外シフトの加速によりまして、いわゆる系列取引の見直しを加速させるという方向に至っているわけでございまして、要するに、競争が制度や慣行の変革を実は促しているというふうに申し上げて差し支えないと思います。
しかし、薬価基準の中で今度建て値制になった。そうしますと、メーカーの言いなりにこの仕切り値が実はできたわけでございます。この仕切り値というものは、従来、右左に動いた。ところが、建て値制においてはこれはコンクリートされました。ですから、ここに大変な利益が生まれてきた。 昨年の経常収支を見ますと、製薬会社一社で六百九十九億円の利益を上げております。大手十社、中小十社で約五千億円の利益を上げている。
医療用医薬品業界では、公正取引委員会が新しい仕切り価制というのですか、建て値制を指導したからこういうことになったのだと言っているようであります。 私どもが現実に診療機関を訪れますと、薬価が下がった、診療報酬ももちろん上げてもらった、しかし現実に医薬品の支払いはふえました。幾らぐらいふえたのですかといって私どもいろいろお話を聞いてまいりますと、一般の開業医で大体七%ぐらい上がっているというのです。
また薬価基準の引き下げ、建て値制ですね、こういうことも含めて、逆に下がったというところがたくさんあったわけであります。私も地元の医師会へ行きますと、もうこういう話が私の方へすぐ飛んでくるわけであります。 そういう中で、昨年六月の公私病院連盟の病院運営実態調査でも、千百八の病院のうち赤字病院が全体の七三・一%を占めたということであります。特に中小病院の経営というのは深刻であります。
これについては、特に建て値制、リベート制、返品制等の商慣行、メーカーの系列支配について一層の是正が必要であります。また、輸入の促進についても引き続き取り組んでいかなければなりません。 さらに、消費者教育の充実等につきましては、合理的な消費行動をしていくため、さまざまな商品、価格等についての有効な情報の提供、学校教育における取り組み等について一層の努力を傾けるべきであります。
もう一つは、買い入れ価格の方は建て値制というのを導入した。だから、従来だと薬価基準下げるいったら二十五円やったのが二十三円になったいうことで、買い値は余り変わらなかったから打撃は小さかった。
まず、大企業による流通の系列支配と結びついて、建て値制と呼ばれるメーカー希望小売価格の強要など、不当な独占価格の押しつけによる高価格推持を規制する、そして監視をしていくことが必要だと思います。
それから五点目には、競争阻害的な商慣行、このように言われております建て値制とか返品、バックマージン、リベート、こういうものに対しましても、独禁法の厳正な適用を現実的に考えていくべきではないか、このように思うわけでございます。 以上で私の見解を終わります。
五番目に、メーカー希望小売価格と建て値制という制度的な要因と申しましょうか、日本の仕組みがございます。これは欧米でございますと、メーカーは自分が売り渡します値段を決めまして、その後卸が幾らの値段にするか、また小売が幾らで売るかということは卸、小売の自由であります。ところが日本の場合には、特にメーカー品は小売価格まで実はメーカーがまず決めます。
また、公正取引委員会でもメーカー希望小売価格と建て値制に関する研究会がございまして、これは三年ぐらい前でございましたでしょうか、いろんな調査をいたしたわけでございまして、私が委員長を務めさせていただきましたけれども、メーカーの値段の決め方にも問題があるんだと。
そうした中で内外価格差の原因と見られている各種の規制による価格の下方硬直性、輸入総代理店制度、系列化、さらには返品制または建て値制等による商慣習の問題が取り上げられているところであります。公述人におかれましては、まず、内外価格差の要因として挙げられる事項を取り除くことは可能だとお考えでありましょうか、お伺いをいたしたいと思います。
今申し上げましたのが流通系列化の意味するものでございますが、そういう流通系列化というものがある種の取引慣行を伴って組織化されているということで最近取引慣行が大きな問題、いわゆる日米間の構造協議の対象になっているわけでございますけれども、どんな日本的慣行が見られるかということを見てみますと、例えば返品制とか、リベート体系がやや複雑ではないかというふうな形態とか、建て値制とか、派遣店員制とか、こういうふうな
内外価格差の生まれる原因として日本の商習慣ということが言われるわけですけれども、企業側、メーカーというんでしょうか、メーカー側の希望小売価格、いわゆる建て値制というのがございますけれども、小売業者へのリベートが払われている、あるいはお金ではなくてもさまざまな形の、例えば温泉旅行に招待するとかといったようなリベートが小売業者に払われているということで私びっくりしたのですが、普通、リベートというと、外国
しかしながら、多数の小規模小売店によるきめ細かなサービスであるとかあるいは建て値制、標準小売価格制等がその状況いかんによっては価格を高める要因になることも否めないというような整理がされております。 それから八番目に、要素価格の格差の問題でございまして、生産流通活動に不可欠な土地、エネルギー、人件費などのコストの差というのが価格差の一つの要因であるという整理をいたしております。
物価レポートの中におきましても商慣行あるいは競争制限的な効果を持ついろいろな規制等についての見直しについて、具体的には例えば建て値制の問題があるとか総代理店制の問題であるとか、あるいは流通の系列化の問題であるとか再販価格の維持の問題であるとか、そういった日本的な従来の制度につきましても新しい目で見直していきたい、こういうふうに考えております。
それから最後に、商取引といいますか、商慣行という点で先生からお話がございましたが、これは実は日米構造協議等の場でもアメリカの方から例えば返品制でありますとか、建て値制でありますとか、リベートでありますとか、そういう日本の商慣行というのがなかなかわかりにくいということについては御指摘をいただいている点であります。
ただ片一方では、希望小売価格というのはそれではなくする方がいいかということになりますと、調査によりましては消費者の方もどのくらいの値引きがされているかという価格の目安としてはむしろあった方がいいという御意見も非常に強いというようなことでございまして、これは大変難しいところですけれども、いずれにしましても流通ビジョンのようなものの中でもそういう建て値制あるいは希望小売価格というようなものが価格の下方硬直性
あるいは日本の場合に特に顕著に見られる商慣行ということで、例えば返品制でございますとか建て値制でございますとか、そういう商慣行についても見直しをする必要があるというようなことが御指摘をいただいております。
ところで、この問題につきましては、アルミにつきましては世界的ないろいろな状況またございますし、あるいは建て値制という制度が存在するとか関税の問題がまだ残っているとかロンドンその他に先発した市場がありますとか、いろいろ考えなければならない点があろうかと思います。
例えば地金の市況は、当初はメジャーが千七百五十ドルの建て値というものを基準にいたしておりましたので、この建て値を基準にいたしまして、五十九年にはトン当たり二千二百ドル見当まで上がるであろうという予想のもとに行ったわけでございますが、ところが余りにも国際的な市況がその建て値を下回っておりまして、ついにメジャーも昨年の十月には建て値制を廃止してしまいまして、現在では取引所の相場が市況を決定するという状態
基準糸価は建て値制的な性格を持っておりますが、これは在庫との関係で弾力的に調整されることが必要だと思います。改正される安定基準価格についても同様の考え方が必要だと思います。 甚だ簡単ですが、以上をもって私の意見にかえたいと思います。(拍手)