1954-10-28 第19回国会 衆議院 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第3号
○渡辺説明員 国有林の林道の災害復旧は一応二億四千万円、それから風倒木の処理に要する林道費として約五千万円ほど一応計上しております。これが一般会計からもらわなければ国有林野でやれないじやないか、こういう心配はありません。
○渡辺説明員 国有林の林道の災害復旧は一応二億四千万円、それから風倒木の処理に要する林道費として約五千万円ほど一応計上しております。これが一般会計からもらわなければ国有林野でやれないじやないか、こういう心配はありません。
○川俣委員 そこで十五号台風の臨時救農土木事業に関する対象都道府県のことに関して、一点だけ問うておきたいと思うのですが、青森営林局でたしか風倒木が四十万石、秋田営林局で三十七万石かと思います。現に独立会計といいながら、林野庁の調査によりましてこれらの風倒木が出て来ておるわけです。ことに秋田の風倒木のごときは非常に正確なようです。
○委員外議員(木下源吾君) どうも所管でないというのを無理にお聞きしてもしようがないと思うのですが、然らば、昨日何かここで風倒木の話が出たらしい、林野庁長官から……。金融のほうの係りのかたに承わるのですが、実は風倒木についても、立木であれば雪が降つてもいいんですよ、伐採すれば……。
○委員外議員(木下源吾君) 救農土木の仕事ですね、それから風倒木の関係についてお尋ねしたいのですが、関係者誰か来ておりませんか、農林省の……。
○柴田説明員 これはなかなかともするとむずかしい問題でございまして、無償譲与ということはちよつととりにくいと思いますが、風倒木でございますから品質が非常に低下いたしておる。
○柴田説明員 今回の風倒木に対しまする処理に関しましては、全体を処理いたしますれば、実は相当の赤になるわけでありますが、それらの点をほとんど度外視いたしまして、使い得るものは極力むだなく使うということを主体といたしまして、それを通じて非常な冷害あるいは風害等の地元の災害に対します救済に役立てたいということで計画いたしておりまするので、特に風倒木処理を通じまして、林道事業等は画期的に明年度早々増加いたさなければならぬと
○柴田説明員 御指摘の通り、地域によりましては、従来の施業計画を根本的に立て直さなければならない地域が出て参つておりますので、まず風倒木の処理を極力急ぎまして、集約な跡始末をすると同時に、明年度から更新に対しまする年次計画を立て直しまして、極力人工植栽を加味して復旧に努めるという考え方でおります。
○石川清一君 昨日政務次官が炭窯を八百六十基ぐらい作りたい、こういうようなことを言われましたが、この炭窯は風倒木の処理と相当結付けて計画的にお考えになつておるのか、それとも漠然と出ておるのか、この点お伺いしたい。
○説明員(柴田栄君) まあ風倒木の処理も勿論でございまするが、風倒木の処理によりまして就労の機会を得られない地域を大体主体に実は考えておるわけでございまして、そういう地帯も実は相当広くあるわけでございますので、昨年実施いたしましたような冬季間の現金収入を稼ぐ途として薪炭生産事業をして行きたい、そういう地域に対しまする炭窯補助ということを実は主体で考えておりますので、若し末木枝条を除去するということで
○石川清一君 今長官から平面的なお話を聞いたのですが、実際今度の風倒木の処理を、現在北海道の開拓地或いは山岳地帯の深刻な冷害地帯と結付けた場合、その場合町村長がどうしても主として動かなければいかん。従つて町村長は、いわゆる救農土木事業が普遍的に山岳地帯には行われませんから、そういう所ではそういう就労者を募集する、そうして風倒木の処理に向ける。
第十の「国有林の風倒木処理等のため特別の措置を講ずると共に国有林野事業において極力被害農家の労力を吸収すること。」今度の国有林の中で風倒木は北海道において五千万石もやられました。それから内地におきまして五百万石もやられたようなわけでありまして、非常な被害を国有林としても受けておるのでございます。
十勝は北海道の満州といわれる畑作中心の大平原でございますが、ここにも風害は著しく、至る所に風倒木が見られましたが、特に水田稲作は哀れをとどめまして、青立ちのまま霜に会つて白くなつてすすきの穂のようにさわさわと鳴つており、収穫は全くないようでございました。問題はこの広大な畑の単作地帯の被害でございます。
十、国有林の風倒木処理等のため特別の措置を講ずるとともに、国有林野事業において極力被害農家の労力を吸収すること。 今回の台風におきまして国有林の風倒木がたいへんできました。北海道において五千万石も風で倒れました。
○渡部説明員 風倒木の問題は、今までのお調べと五千万石以上という数字が出ておりますが、お話にありますように、先般の法律の改正で無償または廉価で払い下げることができますので、公共施設に対してはやりますが、一般の個人の倒壊家屋等の復旧のためには、今の法律では無償でやることができないのであります。そこで今までの研究の段階では、無金利、無担保で相当長期間の償還で払い下げる。
それから山の被害が、国有林だけで三千万石以上の風倒木がある。或いは小学校の校舎というものの恐らく半数以上は、屋根が吹き飛んでいる。こういう状態で、昨年の冷害のあと、こういう被害を受けているものですから、とても大変な打撃を受けておりまして、御承知のように北の国ですからして、その対策を早く立ててやらぬと、例えば救農土木とかその他の対策が立て得るとしましても、雪が降つてしまつてはどうにもならん。
しかし今年五月の暴風によつて北海道における国有林が五百万石近い倒木を出したというこの一事を見ても、過去数年にわたつて北海道における林野の経営というものは、単に伐採に次ぐ伐採である。しかもほとんどが直轄事業でなくして、業者に対する払下げ斫伐の形式によつてなされたということによつて、非常に山が荒れたということは言うまでもないことであります。
○芳賀委員 この機会に、五月初旬における北海道の暴風雨災害に関係した点でありますが、私たちも当時農林委員会から派遣されて現地の調査に当つたわけでありますが、報告によりますと、北海道における林野関係におきましても、約三百万石近い風倒木というような形の災害が生じておるように聞いておるわけであります。
われわれは各地を歩きまして、随所に風倒木を見受けたのでありますが、各営林局及び道において、一部推定を入れ集計したところによりますると、国有林において三百二十四万石、道有林において五万石、その他三千石、計三百二十九万三千石が風のために倒れ、その損害額十六億四千六百五十万円、実損額はこの三割と見て、約五億円と計算いたしているのであります。
死亡者においては一名今川さんという人がすでに死亡者名簿によつて皆さんに報告されておりますが、倒木で、風のために目的のほうに倒すべきやつが風のために反対に廻つて本人を下敷にし、僅かな時間を置いて死亡したという悲惨事がありました。
これがために倒木による死者二名を出し、重傷者数名を出すほど悲惨な状態が繰返されておりました。ラバウル時代はそうした明け暮れでありましたが、マヌスの海軍基地に移りましてからは、そうした悪虐な報復的な行動が比較的少かつたのであります。現在、海軍に移りましてからの三代目の所長ヘンリー少佐になつてからは、そうしたことはほとんど見受けられなくなつております。
先ほど申し上げましたように、たまたま風倒木などを材料にいたしまして、不正を働いた僧侶がありましたので、また問題になりかかつておるようでありますけれども、これも取調べの結果、お寺には直接関係がないということ、がはつきりいたしましたので、早晩あの問題はすつかり静まるものと私は考えております。
風速四十九メートルに及ぶ暴風と三百ミリに及ぶ雨量が山間地の伐木期を過ぎた直後に訪れ、倒木と流木が水流を堰きとめ、これを一気に破壞し、或いは不測の地点へ奔流して、暗夜部落を襲つておるのでありまして、ために人的被害は死傷者五百二十七名、家屋の流失、全半壊二千三百三十三戸に及んでおる始末であります。又沿岸島嶼部が異常な高潮による被害をこうむつておりますことは愛媛県におけると同樣の模樣であります。
第三には林業関係でありますが、林地及び治山施設の崩壊が九十七町歩、金額にいたしまして九千八百四十八万七千円、林道の被害は八方二千三百十一メートル、五千百九十九万円、流倒木四千八百五十石、二百八十二万円、炭かま、製材施設等の被害は二百八十九万円、林業関係の被害は合計して一億五千六百十八万七千円となつており、以上農林関係全般の被害金額は実に十五億六千五百十二万四千円に上つておるのであります。
第十六條の第一項に二行目でありますが「制限林又は普通林の立木(風倒木、枯損木、前條の規定により代採の届出をしなければならない立木その他省令で定める立木を除く。)」
漁港は漁船の流出、その他甚大なる被害を受けて、林地はほとんど倒木しておりまして特に果実の被害は全滅的な打撃を受けております。今一例を申し上げますと、田辺市におきましては、水稲の被害は百六十町歩に及びまして、かんしよは三十一町歩、蔬菜が十一町歩、果樹三十七町歩、これを減收で見ますと、水稻では八割一分、果樹におきましては九割の全滅的な被害となつております。
○横川説明員 昨日の御質問の要旨、大体伺つたのでありますが、小牧の災害につきましては、七月の末から引続いて降雨がございまして、ちようど八月五日の朝七時ごろでありましたが、浅間山の八合目、俗称赤と申しております国有林の不毛地の地帯から山津波が起きまして、当時国有林内に風倒木がございましたが、それらを合せまして、下流の大谷地部落に災害を及ぼしたのであります。
○横川説明員 先ほども申し上げましたように、風倒木を八十石ほど拂下げをいたしまして、そのうち四十石を搬出いたしまして四十石残つておつた。また林道の橋梁を土砂に流されたことによつて災害を大きくしたというようなことがございます。
なぜかと申しますと、昨年のキテイー台風によつて、山林の風倒木が相当ありました。それが一年たつた。これを相当前から附近の村民も心配しておつた。これを始末しなければ、雨が降つてそれに水がどんどんかさんで来ると、必らず津浪になるおそれがあるということを村民が言つておつた。営林署でもこれを認めて、ぜひやりたいと、こう言つておつた。それに対する経費というものはそう大していりはしない。しかもその経費はあつた。
そうして自然倒木等による富の損失を防ぐ、こういうような構想等が立てられなければなるまいと思うのであります。今まで大体食糧問題等を中心として論ぜられましたが、非常に大きな場面の森林行政におきましても、さような大きな見地から対策を立てていただきたいと思うのであります。この点についてお尋ねいたします。