1988-04-20 第112回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号
それは、民間銀行の債務国向け融資に関しまして、無税の貸倒引当率を早急に欧米主要国並みの水準にまで引き上げることを認めていただきたいということでございます。無税の引当率は、現状では我が国は一%でありますが、欧州やカナダではこれが三〇から六〇%まで無税による積み立てが認められているのであります。
それは、民間銀行の債務国向け融資に関しまして、無税の貸倒引当率を早急に欧米主要国並みの水準にまで引き上げることを認めていただきたいということでございます。無税の引当率は、現状では我が国は一%でありますが、欧州やカナダではこれが三〇から六〇%まで無税による積み立てが認められているのであります。
今回取り上げることにいたしますか、中長期的に貸倒引当率を取り上げていくことになりますかは今後の課題でございますが、問題として意識しておりますところは御指摘のとおりでございます。
そういう点の御評価をいただきたいという点と、もう一つは、たとえば金融保険業に典型的に言えるわけでございますけれども、諸外国の法制を見ましても、貸倒引当率を各企業の実績率によって繰り入れるという制度をとっております国でも、たとえば金融保険業等については、かなり大きな水準での法定繰入率を認めておるわけでございます。
そのときに税収としては実際上の貸倒引当率の効果が生ずるわけでございます。そういうものとの関連も必要であるというふうに考えております。