1999-11-25 第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
○国務大臣(中曽根弘文君) いわゆる医療の専門家の先生等の御意見もいろいろあるようでございまして、原子力安全委員会の中にあります健康管理検討委員会の副主査をされておられます佐々木委員の見解によりますと、正常人での値にも大きな差があること、被曝前の値が不明であること、実験データから倍加線量が数グレイであること等を考えますと、この8ヒドロキシグアノシンの定量は、事故被曝における線量評価に対しても発がん危険度
○国務大臣(中曽根弘文君) いわゆる医療の専門家の先生等の御意見もいろいろあるようでございまして、原子力安全委員会の中にあります健康管理検討委員会の副主査をされておられます佐々木委員の見解によりますと、正常人での値にも大きな差があること、被曝前の値が不明であること、実験データから倍加線量が数グレイであること等を考えますと、この8ヒドロキシグアノシンの定量は、事故被曝における線量評価に対しても発がん危険度
推定される倍加線量ががん全体に対して一二・二ラドであるということは、いままでの通説を変えることになると思うが、それは間違いでしょうか。
○説明員(早川正彦君) 先ほど申しましたように、一九七七年の論文では倍加線量が一二・二ラドというふうになっておりますが、一九七八年の三月の論文では三三・七ラドというふうになっているわけでございます。マンクーゾの報告につきましては、いろいろな意味での御議論がある存でございまして、ICRPのメンバーの方等においても次のような点の御指摘をいただいております。
○片山甚市君 私の方の手落ちで事前通告をしてありませんからお答えが——体内被曝線量の推定値と、もう一度白血病の場合の倍加線量についてどういうことになるかちょっと御説明願いたいと思います。私、事前に質問通告してありませんから、突然でありまして、お答えがむずかしそうでありましたら、検討しておいてもらって、次の項に入らせてもらいます。
まあこの調査研究が統計処理におきまして若干の問題があるというようなこと、あるいは若干専門的ではございますが、倍加線量の値を小さくとり過ぎているというふうな見解も表明されておるわけでございます。
○政府委員(野原石松君) ただいま先生が御指摘の報告は、アメリカの最大の原子力施設と言われておりますハンフォード原子力センターに一九四四年から二十九年間に勤務した約二万五千名の方方を追跡した調査結果でございますが、その結果から、倍加線量と申しておりますが、これは通常のがんの発生率を平常時の二倍に押し上げる放射線量、こういうことでございますが、この値として非常に低い、従来の常識から考えるとかなり低いデータ
現在人間の各遺伝子の突然変異率を通常の二倍にまで上昇させる放射線の線量、つまり突然変異倍加線量と申すわけですが、この倍加線量はいろいろ推定されておりまして、人間の場合十五ないし百レムぐらいの値が出されております。
まあ定説として一応言えるというのは、大体二十年後に突然変異によるところの遺伝の倍加線量というのは四十レントゲンではなかろうかということが一応の定説として認められておる。それから有名なこれはノーベル賞をもらったマラー博士が言うのには、遺伝学を知らない人は原子力施設の周辺で生まれた子供に何ら影響がないように見える、そう思っている人が多いけれども、これはたいへんな間違いだ。