1979-12-03 第90回国会 衆議院 予算委員会 第1号
そこで、私はまず一番目に、先ほどから問題になっておりました倉石発言なるものについてであります。新しく大臣に就任されて初閣議、その終了直後に行った記者会見という公式の場です。そこでロッキード公判について法務大臣に感想を求められる、私は当然のことだろうと思う。その求められたことに対して、懇意な人たちだから公明正大、青天白日になられることを念願するんだと公言してはばからない。
そこで、私はまず一番目に、先ほどから問題になっておりました倉石発言なるものについてであります。新しく大臣に就任されて初閣議、その終了直後に行った記者会見という公式の場です。そこでロッキード公判について法務大臣に感想を求められる、私は当然のことだろうと思う。その求められたことに対して、懇意な人たちだから公明正大、青天白日になられることを念願するんだと公言してはばからない。
法務省の刑事局長に聞きたいのですが、この倉石発言なるものは、懇意な人たちだからというのですから、ロッキード事件の懇意な人と言えば、明らかに五億円の受託の収賄をされたという田中角榮や橋本、佐藤両代議士のことを言うことはだれでも考えることです。公明正大、青天白日になられる、要するに無罪を願っているということではありませんか。
○橋本敦君 かつて四十三年に問題になった倉石発言、あなたもよく御存じですが、倉石さんはどういうことを言われたか、御記憶が正確でないと思いますが、覚えておられますか。覚えておられなければ、ないで結構です。
○島田(琢)委員 倉石発言はかなり政治的なニュアンスが含まれているというふうに受け取られている向きもあります。すなわち、ことしは参議院選挙である。従来の米価決定の時期から言うと、参議院選挙に米価が利用される危険があるので、これを避けるというような腹づもりで収穫期に近い時期にきめたほうがいいというような発言をされたのではないかと勘ぐる向きもありますが、これはどうですか。
暫定予算は戦後七回編成されておりますが、占領時代及び、いわゆる倉石発言をめぐる紛糾の一例を除けば、暫定予算の編成は国会の解散、総選挙による真にやむを得ない場合に限られているのであります。
そうしますと、日本の国家意思としては沖縄を手放したくなかったけれども、敗戦という事態を背景にした外交交渉上の結果としてそういうことになってしまったという、いままでの政府の説明と倉石発言は若干異なることになると思います。この点についていかがですか。
これは後ほどどっちみち倉石発言が問題になってきますので、もう一回確かめておきたいのですが、国政参加特別措置法の目的は何ですか。
ちょうど時期を、幸か不幸か一緒にいたわけですが、この倉石発言というのは——それをまあ追っかけてきょう官房長官を呼んだんですが、官房長官はお見えにならぬのですが、保利官房長官は、倉石君は憂国の士だなどという記者会見の発言と相まって、実は現地では、佐藤内閣の本音、いま副長官が言われたこととは違った——まさに倉石さんや保利さんのほうが本音を吐いているのじゃないかという理解をされています。
米の買い入れ制限についての本院における倉石農林大臣の答弁以来、農相の単なる法解釈論にすぎないとの弁解や、総理の食管法の根幹堅持の言明にかかわらず、いまや農民は、倉石発言こそは、米の生産調整の失敗に備え、買い入れ制限と二段階制米価の布石であると見て、大きな不安と危機感の中で政府の出方を見守っているのであります。
ですからして、たとえば倉石発言が二月十九日に参議院本会議で行なわれたあとの二月の二十一日に、農協を代表した全中会長の宮脇会長が農林省並びに自民党に対して抗議の申し入れを行なっていることは、これはもう大臣御承知のとおりであります。その中で参考になる点を申し上げますと、宮脇全中会長の語った内容は次のとおり。これは新聞に掲載されておる内容であります。
○西宮委員 先般倉石発言として、だいぶ世論の関心を呼んだわけでありますが、いまの食管法のもとで買い入れ制限はできるんだ、こういうことを言われたわけであります。これは重大な問題でありますから、佐藤総理にお尋ねをしたいと思うのですが、ただし倉石大臣はそれは法律解釈としてはできるんだ、ただしやらないんだ、実際はやらないんだ、こういうことを言われた。
○淡谷委員 いろいろな意図があるかもしれませんし、人によっては、これは防衛庁が、かつての倉石発言のように、政治的な責任のある者が言ったんでは責任を問われるからこんな形で自主防衛の線を提出した、防衛の線をPRするんだという評判がありますけれども、私は信じません。こんなことがあってはたいへんなことになります。
これはぼくは、考え方によれば、倉石発言なんかよりももっと重大だと思うのだ。法務大臣が、そういう考え方を持っておられる。大体、まちまちな判決を出しておる、これがどうもあなたは都合が悪いと言った。しかし、これは憲法が要請しておるのです。憲法七十六条には「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ」こう書いてある。
○足鹿覺君 昨年の国体委員長の経験をもとにして対処したいという意味は、皆さんによく理解されておらないようなんですが、あなたが倉石発言の結果、半分は米審の構成、半分は軍隊三十万をつくって、軍艦もつくって堂々とやるべきだというあの放言がたたったあと始末をされたときのことを言っておられると思うのです。そうですね。
去る国会におきましては、倉石発言も漁場の安全操業に関して問題になったのでありますが、救助船といい、航空機といい、海上保安庁がその業務を全うするためにはとても足りない予算措置であろうと思います。大臣はいかなる方途においてこれを解決なさろうとするのか、また、将来についての見込みはどうか、この点について伺っておきたい。
今日、明治百年の記念行事あるいは式典は、佐藤総理大臣が言われる、国を守る気概を持てとか、あるいは灘尾文部大臣の言われる国防教育とかは、世間をにぎわしたいわゆる倉石発言と一連のものであって、どうしても一九七〇年というものを前にして国家主義、あるいは富国強兵、こういう国民の精神的な、いわゆる流動を統一しようとするものであって、そういうイデオロギー政策の意味というものを非常に強く持っているように思われてもしかたがないのではなかろうか
ただ、しかし、火のないところに煙は立たないと申しますので、この参議院の会議録をずっと読んでまいりますと、最近では通産大臣の記者会見には皆さんのほうで速記をつけられておると見えて、木村さんか鈴木さんがあとでその書きものを見せてくださいと、こう言っているわけですが、大臣それを見ながらお答えになっているので、倉石発言以来いろいろ問題もありますから、私はたいへん適切な処置だと思っておるわけでありますが、これらの
この前の倉石発言のときもそうですけれども、ちょっと都合が悪くなると、尾ひれがついたとか、そんなことは言わなかった、そういう弁解をするのがはやっているようですが、ほんとうに私は遺憾に思います。
これは倉石発言にも責任があるのですね。倉石君にもありますけれども、しかし、こういうことは今後ないとは言えないわけですよ。ことに国立療養所の場合なんかは、あれがもし予算が通らなかったら、措置しなかったら、ああいうところは普通の病院と違うでしょう、結核とか心身の障害とか、そういう非常に一日もほうっておけないそういう病人を対象にする療養所でしょう。
あなたのいまのことばでありますと、住民というもの、あるいは人間としての基本的なもの、こういうものは完全になくて、場合によりますと、倉石発言とは言いませんけれども、それは憲法の解釈そのものが、時代によって、情勢によって変わっていく、こういう印象を与えるようなあなたのことばです。これは危険です。あなたの本にもそんなことは書いてない。
○森中守義君 非常に厚生大臣謙虚過ぎて、私の見込み違いだと、こうおっしゃる以上、あまりこういろいろ文句も言えませんが、私は、二月の六日に閣議決定して、しかも、参議院選挙、かてて加えて倉石発言などが飛び出した。予定の日に法案が成立するという見通しは、すでにそのときなかったのじゃないかと、そういう判断をしてもいいと思いますよ。
だけれども、一番先に申し上げましたとおり、佐藤首相の発言があって、あるいは倉石発言があって、いろいろなことがあって、その系列の中でだれでもとらえやすい。これは国民の側に立ってみればもっともな話でしょう。それですから、やはりそこをはっきりともうぼつぼつ政策のところまではいかないところを、心というのをもう一歩これは現時点においてはっきりなさったほうがいいのじゃないか。
これはこんなことを言うと、また倉石発言みたいになるかもしれませんけれども、私は代議士先生ではございませんから、そういう意味ではほんとうに国を自分で守るという覚悟と同時に、やはりやがてはアメリカは中共と手を握るということをよく考えて、その現実の上に立って中共の政策も考えるべきだ、貿易あるいは通商ですね。これは、私ども実業家ですから、そんな話はよくわかるのですよ。全くそう思います。