1970-03-06 第63回国会 衆議院 予算委員会 第11号
倉石労政のあり方も国民はちゃんと正しく批判している。時間がないから言いませんけれども、そのとき私はあなたを近藤勇だと言ったら、あなたは非常におこられた。あなたの頭にちょんまげを乗せて、大小二本をさしてやったら、幕末の明治維新のために働く志士をばさばさと切っていった反動近藤勇と同じじゃないかと言ったら、あなたはおこった。
倉石労政のあり方も国民はちゃんと正しく批判している。時間がないから言いませんけれども、そのとき私はあなたを近藤勇だと言ったら、あなたは非常におこられた。あなたの頭にちょんまげを乗せて、大小二本をさしてやったら、幕末の明治維新のために働く志士をばさばさと切っていった反動近藤勇と同じじゃないかと言ったら、あなたはおこった。
倉石さんが労働大臣になると倉石労政というものがつかめた。けれども福永さんには福永労政というものがあると思うが、どうもわれわれにはつかめない。あなた方の方針を聞いてみると積極労政、積極労政ということを盛んに所信表明の中に言われるが、しからばあなたの言われる積極労政というのは一体何だ。標準賃金でも定めるのかというとそうでもなさそうだ。
労働者の生活を顧みぬ最低賃金の扱い方、再度の勧告を受けながら、全逓労組の問題にこだわって完全に停頓しているILO条約の批准、さらにまた、労働者に対するたび重なる不当弾圧を通して、倉石労政は完全に行き詰まっていると私は診断をいたしますが、(拍手)大臣の反省と自己批判はいかがであるか、承わりたい。 次に、厚生大臣に伺いたい。
本会議その他においても、労働大臣がいろいろ御答弁になっておるのでありますけれども、前の石田労政よりも倉石労政の方が後退をしているのじゃないか、こういう印象を与えておることが一つあると思います。
にお考えになる、こういうことなんですが、小委員会の結論は、ILOの条約を批准すれば、四条三項を改正するのが道理だ、こういうことであるし、あるいは小委員会が専門的な討議をされておるので、総会においても、おそらくそういう問題はそういう労働運動の道理の上に立って審議を進めていくと思いますけれども、しかしこの総会が開かれるとか、開かれないとか、あるいは運営が非常に渋滞しているんじゃないか、そういう印象を、倉石労政
○大坪委員 これは私がこの機会にあらためて申し上げるまでもなく、現下の最も重大な政治問題であろうと思いますから、特に第二次岸内閣の成立の際、倉石労働大臣は岸総理とお話し合いになって、思いやりのある労働行政をやっていこうということで、新しい倉石労政の出発をなされたということであります。
弾圧に明け、弾圧に暮れ、ことに北海道の王子製紙の争議には全道の半数に近い千八百名もの警官を動員し、その上、労働者をホスゲンで毒ガス攻めにせよと言った倉石労政は、まさに悪質なる大正時代の労政であって、人道上も許しがたいものであると思うのでございますが、労働大臣はどうお考えになられますか。
私は大臣にけんかを売るとかいう誤解を受けると、せっかく言わんとすることも、どうも変に話がこじれちゃうといけませんので、あえて申し上げるのでありますが、巷間倉石労政に対しては、どうも前労働大臣の石田博英大臣に比較いたしましてやや反動的であるのではないか、あるいはまた経営者の方の意向をさらに強く労働行政の上に反映されるのではないか、あるいは弾圧をやや強められるのではないかというふうな問題も流れているようであります
しかし、そういう中で、今とられております労働問題一般に対するものの考え方は、表面上は労働運動に秩序とそれから法の建前というものを守らせるという、こういう二つのことが石田労政それから倉石労政、ひいては岸内閣の方針として出ているわけなんです。
私はそういう意味から、倉石労政が今後労使の中立性に徹してもらいたいということを望むのです。たとえば社会党と対決をする、総評と対決をすると言うが、労働行政は力の争いではないと私は思うのです。経営者に対する態度をお聞きしたのはそういう意味からです。
しかし倉石労政をわれわれが考える場合には、今まで労働行政を担当しておった石田労働行政というものとやはり一応比較をしていろいろ考えてみるというのは当然だろうと思うのです。石田さんが労働大臣になりましてから私たちに石田労政の目じるしとして示したものは、三つの柱を示してくれました。一つはよき労働慣行を作るのだ、これが石田労政の第一の柱です。第二の柱は賃金格差を縮めていく、こういうことでございます。
これは石田さんと同じだろうと言うからそうだと思いますが、最近の新聞や雑誌の論調を見ると、倉石労政は石田労政と幾分違うんじゃないかというニュアンスが出ておることは、これは正直にここで倉石さんも感じておるだろうし、われわれもそういう感じがするんです。そこで倉石労政というものは、一体経営者に対していかなる態度をもって臨むかということなんです。これを一つ明白にしてもらいたい。
そうじゃなくて、岸内閣の労働行政そのものが、きのうの本会議における答弁を聞いてみると、一歩後退しておる感じなんです、石田労政から見れば、倉石労政の方が。批准をすると言い切っている大臣と、これを研究すると言って引っ込んでしまう大臣とでは非常な違いがある。あの石田労政のときに起きた全逓のこの闘争で、この結果を見ている。
さらに、石田労政から倉石労政に移って間もない今日、すでに倉石労相は、仲裁裁定の完全な実施の公約を、いわゆる尊重の線まで逆戻りさせるとともに、ILOの結社の自由と団結権擁護に関する条約の批准問題についても、もう批准を行わない腹をきめ、公労法の改悪、さらに労調法、労基法等の改悪を意図していることが伝えられておるのであります。
(「今出たところだ」と呼ぶ者あり)今出ても、これは一年前から準備をしたというのだから、一年前から準備したのなら倉石労政の遺産ではなかろうかと思うのですが、これは依命通牒でしょう。ですから次官通牒といっても大臣の命によって出すのですから大臣に責任があると思うのですが、そういう議論をしておりましても時間がたつばかりですから次にいきたいと思います。 次に専従者の問題です。
○横山委員 将来検討をなさるという言質を得たのは、九牛の一毛くらいの倉石労政の妙味であるといたしますならば、私は遺憾千万に考えざるを得ないのであります。私はここであえて法律的な解釈について長時間を費そうと思いますならば、本問題において幾らも十分な資料をもって中西さんあるいは石黒さんと相対決する用意を整えてきます。
それが何ぞやまあこういう公式の委員会であればこそ私はおとついもきのうもきょうもまあ大臣としてはやむを得ない答弁であると思っておるのでありますが、ほんとうにこの改正案が倉石労政の法改正の第一のものであって天下に誇るものであるとあなたが大言壮語をされるならば、私はあなたに対して軽蔑をいたします。そういうものではございますまい。
そういう理解の上に立って、今大臣のお聞きの通り、私は今ここですぐに即答を求めようとするのではない、そういうところまで言っておるのでありますから、ここで一つ大臣に倉石労政の妙味を発揮してもらいたいと私は質問をいたしておりますので、大臣みずから御答弁を願いたい。
しかし提案理由は提案理由といたしましても少くとも倉石労政というものは、その中から片鱗でも現われた改正があるべきだ、そう思っておるのであります。
倉石労政、あるいは今日まで政府のとって参りました、今回の一連の争議において、私たちに言わすならば、あまりにも力の面が強過ぎた。しかしこの力の面を、あなた方がほんとうにそうでないとするならば、当然法の建前等を尊重されるのがしかるべきだと、こう考えますので、倉石さんに一つ特に善処方を要望申し上げたいと思いますが、どうでしょうか、この点。
倉石労政についてはかれこれ批判はこの際はいたしませんが、今日まで政府当局といたしましては、公務員は国民の奉仕者である、公僕である。従って公務員たる者ばその本分に基いて行動をしてもらわなきゃならぬ、こういうことを再々警告ないし指示されて参ったわけであります。で、これは公務員の立場というものについて政府なりの態度であり、指導方針でありまするから、われわれは一応その限りにおいてはそれを認めます。
○相馬助治君 この倉石労政の御自慢の特別失対事業というものが、私は、実は今からやるのですけれども非常に懸念される面を持っていると思うのです。それは国費を使うのですから失対事業といえども事業効果というものを上げようとすることは一応わかるのであります。
またそれを手ぎわよく処理できたならば、いわゆる倉石労政の株が上るぞというような話まで実は飛び出した実情でございます。
すでに倉石労政が示しておるように、失業対策から雇用対策へと労働政策を切りかえておりまするけれども、現実においては、なかなか雇用政策というものも、第二次産業の合理化のために、多くの吸収力がたいためにうまくいっていない。そうしますと、現実においては日本の農業というもの、第一次産業というものが吸収力がございません。あの朝鮮事変のブームのときの状態を見ても、農業からは四十万の人口が出て行った。
○滝井委員 倉石労政は話し合い労政だということを新聞等で書いております。話し合うということになると議題が必要なんですが、新聞なんか八つの大きな産業にこういうものを作るのだとちょっと出ておったのですが、その通りですか。どういう産業にお作りになるのですか。しかも話し合うということは、経営協議会で取り上げるような産業一般の賃金の問題から労働協約、そういうようなすべての問題を取り扱うのですか。
これをどうさばくかということは、倉石労政の大きな試金石であると私は思います。そうして倉石労働大臣ならば、りっぱに一方において労働組合の要求を満たし、他面におきましてはこの紛争を避けるために、その行政的な手腕をば百パーセント発揮されるということをば確信をしたいと考えております。