2020-11-27 第203回国会 参議院 本会議 第5号
大体、この内閣は、日本学術会議の任命拒否問題についても、菅総理は、総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断したと繰り返すのみで、全く説明していません。しかも、女性会員そのものの割合は、日本学術会議約三八%と低いにもかかわらず、女性の教授の任命拒否しちゃったら、これ、やっていることと言っていることがちんぷんかんぷんじゃありませんか。
大体、この内閣は、日本学術会議の任命拒否問題についても、菅総理は、総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断したと繰り返すのみで、全く説明していません。しかも、女性会員そのものの割合は、日本学術会議約三八%と低いにもかかわらず、女性の教授の任命拒否しちゃったら、これ、やっていることと言っていることがちんぷんかんぷんじゃありませんか。
その上で総理が言われたのは、ただ、全体としてこの日本学術会議に対する機能、役割、そういった観点から、これまでも総合科学学術会議等において、こうしたバランス等々、あるいは総合的、俯瞰的活動、こういったこと、あるいは中の、会員の中の構成、こういった指摘がなされている、そのことを申し上げたということであって、あくまでも推薦に基づいて任命すると、これは当然のことだというふうに思います。
つまり、総合的、俯瞰的活動を確保というのは任命拒否の理由になり得ないということであります。 更に聞きます。 総理は、総合的、俯瞰的では説明がつかなくなると、にわかに、学術会議の構成について、一部の大学に偏っている、私立大が少ない、民間、若手が少ないなどと非難を始めました。バランス、多様性が大事だ、これも言い出しました。しかし、言えば言うほど支離滅裂になっております。
六名を任命すると、学術会議の総合的、俯瞰的活動に支障を来すのかどうか、これを聞いているんです。これが答えられないんですか。
総理は、その理由として、学術会議の総合的、俯瞰的活動を確保する観点からだと繰り返してこられました。しかし、総理のこの説明に対して、どの世論調査でも、国民の六割から七割が説明不足と答えております。理由も示さずに特定の人の任命を拒否する、政府が自分たちに都合の悪い異論を排斥しているのではないか、ここに国民の不安と批判が集まっております。
総理は、任命拒否の理由を、学術会議の総合的、俯瞰的活動を確保する観点からだと繰り返しています。ならば問います。総理は、六名を任命すると、学術会議の総合的、俯瞰的活動に支障が出るという認識なのですか。端的にお答えいただきたい。 さらに、総理は、二十六日のNHKインタビューで、突然、学術会議の推薦名簿は一部の大学に偏っている、民間、若手が極端に少ないなどと非難を始めました。
総理は、学術会議の総合的、俯瞰的活動について見識を持っていらっしゃるんでしょうか。それだけ人文科学、そして自然科学、学術会議、物すごく幅広い範囲のテーマ扱っています。学術会議の在り方そのものについては議論は当然あってしかるべきでしょう。先ほどの山谷委員のような考え方の方もいらっしゃるのは私もよく知っている。
ところが、加藤官房長官は、専門領域での業績のみにとらわれない総合的、俯瞰的活動という観点から判断したと記者会見で述べておられる。そうすると、法に定めのない基準がなきゃおかしいんですね。 これ、総理の選考基準を明確に示してください。活動について述べたその文書じゃないんですよ。総理の選考基準を明確に示してください。
また、先日、内閣記者会のインタビューに答える形の中で、今回の任命につきましては、日本学術会議の総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断したとの総理の御説明がありました。先ほど副大臣からもこの言葉がありました。なかなかこれは耳になじまない表現であるため、国民に対しましてもなかなか伝わっていないように思います。