1951-11-27 第12回国会 参議院 予算委員会 第23号
長い間の保障占領下の国民としての気安さと敗戰による虚脱状態が違い原因をなしておるかとも思いますが、戰後の日本は曾つてその先例を見ないほど滔々として天下を覆う頽廃的風潮を釀し出しておると存じます。その一つの代表的なものである賭博の風潮につきましては過日私がこの席で御質問申上げまして、政府からも善処して下さるという御答弁を頂いておりますので、今日はこの問題には触れません。
長い間の保障占領下の国民としての気安さと敗戰による虚脱状態が違い原因をなしておるかとも思いますが、戰後の日本は曾つてその先例を見ないほど滔々として天下を覆う頽廃的風潮を釀し出しておると存じます。その一つの代表的なものである賭博の風潮につきましては過日私がこの席で御質問申上げまして、政府からも善処して下さるという御答弁を頂いておりますので、今日はこの問題には触れません。
○深川タマヱ君 次は遺家族援護の問題でございますが、相当言い古されておるようでございますが、特に残念に思いますのは、同じ民主々義国の保障占領下にありながら、ドイツと日本とのひどい差別待遇であります。ドイツは昨年六月以来相当遺家族を優遇しておりますし、戦争未亡人などが再婚いたしますときには、二、三万円の支度金が出ると言われております。
少くとも今日本が置かれておる国際間のこの情勢、保障占領下において、連合軍から手を差延べて来なければ、どうしてわれわれの方で講和を要求できるか。それを拒否しておると言うが、吉田内閣は一度も拒否しておりません。願わくは全面講和が望ましいのであるけれども、これを待つておつたのではいつまでたつても講和はできぬから、何とかできる国から多数講和をしたい。
こうした点から考えてみて我々は保障占領下にある今日、対日理事会なり司令部なりから発表されるもの或いはそれを通じて政府が発表するもの、これ以外のものを信ずることはできない。
そこで私は、これは日本は法治国である、敗れたりと雖も今日やはり保障占領下にあつても、身辺を守るということは憲法に保障しておるから心配ない。どんどんおつしやい。いやなかなかそういうわけに行かない、非常に恐ろしい、こう怯えておる。けれどもとにかく事務局に行つてお話をなさいということでお話したのですが、そのときに私が聞いたことは……委員長……。
○浦口委員 われわれはこの千島列島、ハボマイ諸島、シコタン島におる住民は、連合軍の保障占領下に生業を営み得る立場にある、こういうふうに一応考えるのでありますが、その点いかがでございますか。
(「分つたか」「しつかりやれ」と呼ぶ者あり)尚この頃になりまして、保障占領下においては公約破棄も亦止むを得ないと、関係方面では言つて居られる樣ではありますが、関係方面がそのことを言われることは至極当然であると存じますが、日本の政党がさような無責任なことを、まさか國民の前で言えた義理ではないと存じます。
ところが今の日本は保障占領下にありまして、独自の立場で船を出すということはでき得ないのです。で一昨年の十月の二十九日の第四十四回対日理事会に、この船の問題をシーボルト議長が提案しまして、そうして十六万人の人を帰してやる船の用意をする。更に冬季に入つた際には、碎氷船三隻までも用意するということを言われて今日に及んでおるわけです。
○淺岡信夫君 それからこれは今あなたも御存じのように日本は保障占領下において独立していないですから、勝手にわきの國と交渉できないですね、これはもうマツカーサー司令部を通じてやるよう以外にないですね、仮に元山なら元山にマツカーサー司令部がお許しになつて、そうして船をどんどん廻すというようなことが決まつた場合におきましてね、勿論それが決まればラジオを通じて中共地区或いは北鮮地区におる人たちにも分りましよう