1978-05-09 第84回国会 衆議院 地方行政委員会 第21号
さらに、私学、農林につきまして差のあることでございますが、先ほど国庫負担の基本の考え方ということで申し上げましたように、私学、農林につきましては非常に被保険者階層の低いところがございまして、一人当たりの給与の面にとりましても、あるいは実際に出ている年金額を比較いたしましても、相当の差がございます。
さらに、私学、農林につきまして差のあることでございますが、先ほど国庫負担の基本の考え方ということで申し上げましたように、私学、農林につきましては非常に被保険者階層の低いところがございまして、一人当たりの給与の面にとりましても、あるいは実際に出ている年金額を比較いたしましても、相当の差がございます。
また、実態的には、最も被保険者階層の多い農家所得が、昭和三十三年当時、第一五分位二十万六千円でございましたが、昭和三十八年にはこれが三十五万円に上がっておる、あるいは平均的には三十五万円から五十八万円に上がっておる、あるいは農家経済余剰が二万六千円から二万八千円に上がっておる、こういう要素も考えまして、保険給付の引き上げとも見合って御了承を願いたい、かように考えておる次第でございます。
同時に、その中で被保険者階層の流動化というのが非常に顕著になりつつあるわけですね。今度の国会でも、与党の賛成を得て五人未満なり日雇いに、特に五人未満については二年をこえない範囲で厚生年金の適用をする、こういう形になってきたわけです。そして、さいぜんから指摘をしますように、農村における働き手というのが都市に流入してくるという形があるわけですね。
そして全体として老齢化の傾向が国民年金の被保険者階層にふえてくるということになりますと、そのことは、大局論から見ると、年金の経済が安定しないことを意味してくるわけです。しかも同時に、その中年層の中でも、三十五歳に近い中年層は、この際早く新しい職場に転換をしておかないと、年をとってからではつぶしがきかないというので出ていく可能性が出ることは、農民離村の状態を見ても明らかなんです。
特にこのような被保険者階層は、日本の現状において現在住宅を建設するために資金を非常に要望しておるという状態であります。現在の政府の住宅政策は、この点において非常に片寄っております。幾分資金を持っておる者は、住宅金融公庫なりほかの資金を借りて、自分の自己資金と合わせて家を建てる、また公団住宅というのは高い家賃を払わなければならない、こういうやり方で住宅をやろうというような点が主点になっております。
従ってこの程度のものは、この際皆保険政策をやる上において、八・五%のワクの拡大をやって、療養担当者に少くとも一円だけの、不満足ながらも一円の収入増をやったならば、今度は被保険者階層に対して何らかの恩典を得させることが必要なんです。この委員会でしばしば論議されたのに、五者泣きということがあった。政府も泣きますから保険者も、被保険者も、療養担当者も、製薬企業も、みんな泣いてもらいたい。
○高野一夫君 この二重指定の言葉は、医師会方面においても、そのほか一般の方面におきましても、被保険者階層におきましても盛んに使われておる言葉でありますから、この二重指定なる言葉は、この改正案に関する限りは当らないものであるということについて、特に改正案を出された厚生省、政府当局はその徹底に十分一つ御留意を願いたい。