1991-03-19 第120回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
九〇年以降七年間で八・六%の引き下げをしていくという方向を出しておりますけれども、このオファー、あるいはウルグアイ・ラウンド、あるいは日米二国間協議、これらの国際環境が今回の保証乳価決定に当たって、これを拘束するものかどうか、そのことについてお聞かせを願いたいと同時に、大変農水省当局はさまざまなところでこの国際環境を強調する余り、初めに乳価引き下げありきのそういった訴え方を随分しておろかのようであります
九〇年以降七年間で八・六%の引き下げをしていくという方向を出しておりますけれども、このオファー、あるいはウルグアイ・ラウンド、あるいは日米二国間協議、これらの国際環境が今回の保証乳価決定に当たって、これを拘束するものかどうか、そのことについてお聞かせを願いたいと同時に、大変農水省当局はさまざまなところでこの国際環境を強調する余り、初めに乳価引き下げありきのそういった訴え方を随分しておろかのようであります
飲用乳消費拡大については、五十四年度そのために、従来はこの保証乳価決定の際に別途、一昨年の五十三年には一キロ当たり一円七十五銭の乳質改善奨励金なるものを、これは乳価に準ずるものであるという規定のもとに支出しておりましたのを、昨年から政府は削減をいたしまして、そのかわり、一キロ一円七十五銭の百九十三万トンでこれは三十三億円になるわけでありますが、これを別途の目的を設定して使用しておることは言うまでもありません
○芳賀委員 農林大臣が出席されるまでの間に、三月二十六日には「昭和五十三年牛乳生産費」が公表されまして、翌日三月二十七日には今回の保証乳価決定の基礎をなす五十三年の北海道における牛乳生産費の公表が行われたわけでございます。この公表の内容を検討いたしまして、私としては、従来の農林省統計情報部の行った牛乳生産費調査の内容に対して数段の改善が加えられておることを評価するにやぶさかでないわけです。
これに対して三・八時間を百キロについて労働時間を見ておるわけですから、百四十円の三・八時間ということになれば、これを一キロの生乳に換算すると、キロ当たり五円三十二銭実績に対して保証乳価決定時点の労賃が低いということになっていますね。
そこで、問題を四つに分けて、まず、第一に、保証乳価決定時の自家労賃については、これは重要な算定の基礎になっておるわけでありまして、つまり、決定時の時間当たりの自家労賃に対して、その後七五年春闘等が闘われまして、民間労働賃金が前年度に比べておおよそ三二%具体的に上昇をしておる。
お話しのとおり、四十八年度保証乳価決定の際に、酪農緊急対策といたしまして、北海道の負債整理、自作農資金による借りかえ措置百五十億と畜産振興事業団の輸入差益を活用いたしまして四十億の緊急対策事業を行なうということで、ただいま諸般の準備を進めておるわけでございます。
○島田(琢)委員 われわれが夜を徹しての国会における論議を通して、置かれております日本の酪農の将来を憂えるという立場から論議を繰り返し行ないました中で、特に大臣から、前向きに保証乳価決定にあたっては取り組む、しかもかなり具体的に、大幅な考え方を持っている、こういうふうに明確に答弁がなされた経過があり、さらにまた審議会も、ただいま大臣からも説明があったように、今回の値上げにあたっては、置かれている現状
○島田(琢)委員 ようやく農林大臣をつかまえることができまして、たいへん午前中重要な質問をしたわけでありますけれども、まず私としては、非常に時期が時期だけに、もう少し政府のきちっとした見解を承っておきませんと、これからの保証乳価決定にあたって非常に問題を残す、こういうように判断しておるわけであります。
そういう点は毎年毎年の保証乳価の据え置きの中に大きな欠陥というものが生まれておるわけだからして、そういうやり方というものは、農林省の生産費調査というものが保証乳価決定のちょうど一年あとにしか公表されないけれども、政府の年当初にきめた保証価格と一年後の結果として判明した生産費の動向というものと比較して、あまりにも大きな格差がある場合においては、やはり価格政策の中で手直しをやるということは当然だと思うのですよ
だから、この点を十分反省してことしの保証乳価決定をやってもらわぬと、これはたいへんなことになるのですよ。 とにかく農林省の生産費調査の結果は一年あとにしかわからぬ。
四十五年の牛乳生産費の内容については手元にありますが、これについて、今回の四十六年度の保証乳価決定に関係のある部分について、概要の説明をしてもらいたい。
○芳賀委員 次に、今年度の原料乳の保証乳価決定に先立って、重要な点について午前中畜産局長に問題を指摘して、午後に農林大臣が出席された場合に問題ごとに明確にしてもらいたいということを言っておるわけです。
○芳賀委員 次に、ことしの保証乳価決定に必要な基礎的な問題についてお尋ねしたいと思いますが、ことしはたとえば自家労働関係の時間等については去年に比べてどういうふうに把握しておるわけですか。飼育労働の家族労働時間それから飼料作物費の中に含まれておる家族労働時間と二様になるわけですが、この時間の把握ですね。それから搾乳牛の基準の飼養頭数ですね。
農林大臣がたびたび当委員会へ来て、保証乳価決定の場合には、生乳の主要な生産地域における他産業との労賃の均衡を旨として努力するということはよく言っておるが、しかし、事務当局においては依然としてそういう思想を否定して、そうして農業における日雇い労賃で十分であるとして、そういう保証乳価の算定を行なっておることが、先日の農林大臣の言明以後においてこれは明らかになっておるわけです。
○芳賀委員 そうなると、先日の保証乳価決定のやり方は誤りですね。農林省は日雇い労賃に固執して、先般の報告を聞いてみても、自家労賃は保証乳価の場合には一日八時間労働で七百九十二円に計算されておる。ちょうど他産業平均労賃の約二分の一ですからね。どういうわけでその点だけに固執して日雇い労賃に押えなければならぬかということが、現在においても理解できないわけです。