1980-03-07 第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
それから、いま先生の第二の点でございますが、いわゆる輸入業者がどういうふうに対応し、これに対する指導を政府としてはどうやっているかという点でございますが、輸入業者についても、相当糸の保税輸出というものは農林省と協力して厳しく審査、指導しているわけでございますけれども、別途、私どもはやはり商社対策として、日本の国に入ってきますものが秩序ある輸入でないと市場撹乱を起こしまして後々絹全体の日本の需要というものを
それから、いま先生の第二の点でございますが、いわゆる輸入業者がどういうふうに対応し、これに対する指導を政府としてはどうやっているかという点でございますが、輸入業者についても、相当糸の保税輸出というものは農林省と協力して厳しく審査、指導しているわけでございますけれども、別途、私どもはやはり商社対策として、日本の国に入ってきますものが秩序ある輸入でないと市場撹乱を起こしまして後々絹全体の日本の需要というものを
場合によっては日本から一ぺん保税輸出して、そして加工して日本にもう一ぺん輸入するというようなことで、韓国の比較的チープレーバーを使って、日本の比較的弱い繊維産業等に持ってくる場合があり得るわけでしょう。そういう点はどういうふうにお考えかということを聞きたかったわけです。
韓国側の希望からいえば、やはりこういうものを利用して何とか輸出をしたい、あるいは委託加工を、保税輸出をしたいと、むしろ大きな、過大の希望を持っているんではないか。そういうことが私がさっき言う両国間のズレである。日本側としては、当然にこれは内需を押えて、保護するために、現行制度においても、輸出申請の際に、審査基準の中に国内産業を圧迫しないことは、はっきり基準を書いておる。
○小坂国務大臣 韓国との間に、民間の方が、いわゆる保税輸出ですか、そういうことを考えておられるという話は私も聞いておりますけれども、直接その詳しい内容は存じません。しかしながら、一方においていわゆる低賃金問題でございますけれども、これはいろいろな見方がございます。
先ほども言いました保税輸出というような形で、もし低賃金労働を使って日本に逆輸入してくるような状態が起こってくれば、必然的に日本の低賃金を呼び起こさなければならない。低賃金がいい悪いの論争は抜きにして、その低賃金政策は一度蔓延するや、日本の購買力というものに大きな打撃を与えてくることは事実であります。