1953-07-10 第16回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
ただいま木村長官は保安隊精神は非常に旺盛である、こうおつしやつたのであります。それは実は見方の相違であると思います。先般新町の保安隊を視察に行きました折に、新町の保安隊の幕僚長が日曜日などは保安隊の隊員は前の鐘紡の女工と手をつないで和気あいあいと遊んでおりますといかにも手柄顔をして言つたのであります。
ただいま木村長官は保安隊精神は非常に旺盛である、こうおつしやつたのであります。それは実は見方の相違であると思います。先般新町の保安隊を視察に行きました折に、新町の保安隊の幕僚長が日曜日などは保安隊の隊員は前の鐘紡の女工と手をつないで和気あいあいと遊んでおりますといかにも手柄顔をして言つたのであります。
保安隊精神はりつぱにあると考えております。昔の軍隊は今申されました通り、ただ外敵と戦うことのみを主たる目的としておつたのでありますが、現在の保安隊は、国内の平和と秩序を維持するために行動するものであります。ここに大目的があるのであります。いわゆる保安隊は、この国の平和と秩序を守る。