1984-04-12 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
これは「異議意見書 昭和五十八年九月二十日 農林水産大臣金子岩三殿」ということで、栃木県宇都宮市石井町二九九六番地、栃木県自然保護団体連絡協議会代表田中正という方から、次の森林に係る森林法第三十条の告示の内容について異議があるので意見書を提出する、それは栃木県塩谷郡栗山村大字川俣字鬼怒沼六四六の一、〇・四六三六ヘクタールについてというので、「当該保安林の指定を解除することは、森林の有する保安的機能を
これは「異議意見書 昭和五十八年九月二十日 農林水産大臣金子岩三殿」ということで、栃木県宇都宮市石井町二九九六番地、栃木県自然保護団体連絡協議会代表田中正という方から、次の森林に係る森林法第三十条の告示の内容について異議があるので意見書を提出する、それは栃木県塩谷郡栗山村大字川俣字鬼怒沼六四六の一、〇・四六三六ヘクタールについてというので、「当該保安林の指定を解除することは、森林の有する保安的機能を
○中村波男君 ただいま私は森林に三つの機能があるということを申し上げたのでありますが、このうちの国土保安的機能と、保健、休養的機能とは、いずれも森林が存在することによって達成される機能であります。最後に指摘した経済的機能は、森林を伐採することによって達成される機能であります。これらの機能を保全並びに開発の二、つに集約できると私は考えるのであります。
すなわち、土砂の流出防止、崩壊防止、防風、防砂、防石、水源涵養等の国土保全、国土保安的機能がその第一であります。第二は最近の都市化傾向に伴いまして特にその効用が再確認されるようになった観光、レクリエーション、保健、休養等のいわゆる厚生的機能であります。その第三番目は林産物産出といういわゆる経済的機能であろうと思うのであります。
最後に、「森林資源の過伐を防止し、併せて森林の保安的機能の確保に資するため、パルプ用材、抗木、電柱等につき、利用の合理化、未利用資源活用の徹底的強化を期すると共に、止むを得ざる不足分については外材の輸入をし、貿易方式についても検討すること。」こういう附帯決議がなされておりまするし、参議院におきましても、ほぼ同様な決議が行なわれまして、促進の決議が行なわれておるわけでございます。
保安林整備臨時措置法は、昭和二十八年にきめられた治山治水基本対策要綱に呼応したものでありまして、森林の持つ保安的機能を最高度に発揮させるため、治山事業の計画的実行と保安林配備の適正化のほかに、特に国土保全上重要な保安林を十カ年計画で国が買い入れることを定めたものであります。この民有保安林の買い入れは全体で五十万町歩を予定しておりますが、二十九年度中には五万三千町歩を買い入れております。
六、森林資源の過伐を防止し、併せて森林の保安的機能の確保に資するため、パルプ用材、抗木、電柱等につき、利用の合理化、未利用資源活用の徹底的強化を期すると共に、止むを得ざる不足分については外材の輸入をし、貿易方式についても検討すること。 以上であります。
これらのことに関連して、ひとつスペインの森林法の例を御参考に申し上げてみたいと思うのですが、このスペインの森林法におきましては、こういう保安林が、森林所有者が造林しないで放置してあつて、保安的な任務を果していないというものに関しましては、これを国が買い上げますが、これは永久買上げの形ではありませんで、一時的な形で買上げをいたしまして、そうしてこれを国が造林いたしまして、保安的機能を果させる。
大体において予算の範囲がございますので、国土保安的機能を持つており、国有林内に孕在いたしております民有林を買上げるという限度になつたと考えております。