1986-10-20 第107回国会 衆議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第7号
列車の間引き、無人駅、保安無視、サービスの低下、サービスの放棄、これでなければ経費が落ちるはずがないのであります。そして、その結果どうなるか。乗客離れは必至であります。乗客離れは減収を招く。同じことの悪循環であります。 もう一つ、運賃の値上げであります。北海道会社は六十三年以降毎年六%の値上げが考えられているようでありますが、これにとどまるものではないというふうに私は思います。
列車の間引き、無人駅、保安無視、サービスの低下、サービスの放棄、これでなければ経費が落ちるはずがないのであります。そして、その結果どうなるか。乗客離れは必至であります。乗客離れは減収を招く。同じことの悪循環であります。 もう一つ、運賃の値上げであります。北海道会社は六十三年以降毎年六%の値上げが考えられているようでありますが、これにとどまるものではないというふうに私は思います。
これは、私どもも長崎の高島の場合も調査に参りましたし、今度の北海道のあの災害、重大な炭鉱災害、これは明らかに保安無視ということですが、保安の問題にとどまらない、むしろこれは大きな人権問題ということでこれに対処していくのでないと、炭鉱の災害を防止することにはならないのだと私は考えています。
そうすると、こういうものは、ガスは上に軽くて上がるんだから、今おっしゃったように天盤から三十センチぐらいになければならないというふうに、そこに置くべきであると御指導なすっているけれども、会社自身が一・五メートルぐらいだと保安教育の中でこういうことを言っているということはね、まさに保安無視ですよ。
「これまで繰りかえされてきた炭鉱大災害の刑事責任追及は、災害が炭鉱経営者の利潤第一主義と保安無視の経営政策の中から必然的に発生したものであることに目をむけず、たかだか現場の下級係員らを業務上過失致死傷罪で処罰するということでお茶をにごしてきた。このような一面的な、捜査、訴追が炭鉱経営者に保安無視の経営政策を継続させ、大災害を続発させてきた大きな要因をなしてきたことは明らかである。」
この会社は、御承知のように、全くもうひどい原始的な保安無視やって事故起こしたところでしょう。それで普通だったら、発破やりますね、雷管つけて、ダイナマイトつけて発破やる。そして発破やったら発破の係の人が点検しますね。そして落盤がないのか、そしてガスが出ないのか、不発弾がないのか、これをその場で点検するのが義務づけられた本当の体制ですよね。
○小笠原貞子君 三井有明鉱の大災害、これは最新設備を持った炭鉱だと言われておりましたけれども、事実はもう全くお粗末な保安無視、基本的な保安すら行っていなかった。例えば、ベルトコンベヤーの当番が配置されていなかった、ガス感知器がなかった、災害の報告が大幅におくれた等、まさに会社のずさんな保安管理体制、ここに原因があったと言わざるを得ないと思います。
要約すれば、施設の改良はもとよりでありますけれども、間接部門の人員減が即保安無視とならないよう災害防止に最低必要な人員を確保することであります。
五十六年の一月というのは、私は忘れもしませんけれども、夕張の労働者がこの山はとても心配だ、このままでいったら自分たちの命が危ない、保安無視がどんどんやられているというのでみんなが真剣に考えた時期です。 私も何回も飛んでいきました。そして実態を調べたら、もうまさに労働者が告発しているとおりなんです。
昨年、北炭夕張で保安無視のためとうとい命を奪われた九十三名の御遺族の皆さん、そしてことし首を切られた二千名を超える労働者とその家族の皆さんが、いまこの厳しい北海道での冬をどんな思いで過ごされているか、総理は御存じでしょうか。 「お父さんは、もう帰ってこない。わが家もシーンとしている。お父さんが「ただいま」って帰ってきたらなあ」――父親を失った夕張の子供の詩です。
そうすると、この問題は、北炭の会社そのものの保安無視の体質ということをいろんな角度から私何回も委員会で取り上げましたけれども、この問題から見てもまさに北炭の保安無視の体質というものがはっきりまた言えるのではないかと思うのです。
会社の生産第一、保安無視の結果でこのような事態を来したというのに、会社更生法を申請して、金がないからということで、遺体搬出に一生懸命働いておる労働者の賃金も払えないと通告したのであります。幸い一月分は政府の努力で一応の見通しがつき、きのうからは一部出炭も再開されましたが、二月、三月を考えると余りに無責任な会社の態度ですが、それのみ言っていては遺体の収容も新鉱の再建もできません。
○神谷政府委員 しばしば論じられた問題でございますので、若干論点を整理してお答えさせていただきたいと思いますが、ブザーが鳴っておったかどうか、鳴っておったときに作業が行われておったかどうかということと、二%以上の鉱山保安規則に違反した状態において、働いている方々の生命危険の状態で保安無視の作業が行われていたのかどうかという問題、この二つがかなり渾然として議論をされておりますので、正確に分けて申し上げたいと
○三谷委員 このたびの北炭夕張新鉱の大災害でとうとい生命を亡くされた方々に、私は心から哀悼の意を表するものでありますが、犠牲者の中には、会社の保安無視、生産第一主義に対して、終始一貫して闘い抜いてきましたわが党の夕張市会議員田口睦夫君も含まれております。私は、この大災害を引き起こした北炭と、必要な処置を怠ってきました政府に対して、怒りを禁じ得ないのでございます。
さらに、これは低賃金と相まって労働者の命を奪い、石炭産業の崩壊に拍車をかけているものに保安無視の生産第一主義があると思います。炭鉱は全産業でこれは第一の災害、それから死傷者を調べてみますというと、全産業平均のまさに十五倍というような悲惨な状況に現在あるわけですね。
炭鉱には全体にこれがあるから、これほど大きな問題ながら、依然として事故が横ばい、こういうことになるので、私は、大臣が特に北炭の場合はひどいと言われたが、それはそのとおりですが、炭鉱全体に根本的にあるこの保安無視、生産第一のためにはそこを無視していくという、これがあるんだ、それが条件の悪い暗いところで一そう大きくなっていくんだということを申し上げたいと思うのです。
ゼニコがなくて行けないが、手紙で会社の保安無視を訴えてやる。」こういう痛切な投書が、数日前私のところに来ているんです。 つまり、私が数字をあげたのは、皆さんの保安の調査、やられたことはけっこうですよ、大臣の命令でやられたことはけっこうですが、ほんとうの原因を皆さんがまだおつかみになっていない。
○野間委員 私は、この塩ビ不足の一つの理由として、徳山の事故とかあるいはその他公害の問題があるということについては否定をするわけではありませんけれども、根本的には大企業の生産第一主義、こういう生産体制の中で公害をまき散らし、あるいは保安無視の生産、これもまさに生産第一主義ということによって保安、安全が無視されて、そのために災害が続発する、こういうことになっておるわけですから、根本的には公害あるいは安全
保安の最高の責任を負っている会社、ここのこの保安の体制あるいは保安無視というか軽視というか、そこから生まれている事故死です。このうち、ガス爆発が二千三百三十名です。過疎が進行している中でいま二千名、三千名の村が幾つかあります。一村が炭鉱事故で命を失っているのです。しかも重傷者は何人いるか。十五万二千六百四十四人です。皆さん、航空機で百人の人が死ぬとこれは大騒ぎになる。
次に、現在のように災害が頻発すれば、労働者の山における定着はますます困難となると思うのでありますが、この保安無視、労働者不足から第四次石炭対策もまた失敗に終わることが予想されるのであります。通産、労働両大臣の御見解をお聞かせ願いたいのであります。
これはたまたまけさの朝日新聞の投書欄、「声」欄に、一番先に載っている投書でございますが、見出しは、「炭鉱災害に賠償請求を」、「会社の保安無視を追及せよ」という見出しでございまして、東京都の岡村さんという二十六歳の弁護士でございます。参考のためちょっと読んでみますが、「“またしても”炭鉱災害である。北炭平和礦業の先月三十日の事故は、死者九人、なお二十二人が絶望視されている。「おとうさーん!」
しかし、私たちは、当時、三井鉱山の生産第一主義により、合理化が強行に進められ、その中での保安無視、これが一番この爆発に結びついておる、こう信じております。
このことは、明らかに生産第一主義、保安無視の資本の論理が、今日もなお労働者を死のとびらの前に立たせていると言っても過言ではないと思うのであります。(拍手)三池の大災害も、北炭の災害も、日鉄伊王島の災害も、その意味では起こるべくして起こった人災として、私は限りない憤りを感ずるのであります。(拍手) 炭鉱の坑内は高温であります。湿度もきわめて高いのであります。