1993-04-15 第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第6号
現在は、保守、労働が千二、三百万を拮抗しておりまして、自由党が二百万程度でございます。御存じのとおりであります。問題は、六分の一の自由党が議席が五十分の一だ、こういうところが問題でありまして、私は、全体的な大きな流れとしての問題はそうではないというふうに思っております。
現在は、保守、労働が千二、三百万を拮抗しておりまして、自由党が二百万程度でございます。御存じのとおりであります。問題は、六分の一の自由党が議席が五十分の一だ、こういうところが問題でありまして、私は、全体的な大きな流れとしての問題はそうではないというふうに思っております。
と申しますのは、イギリスでは古い時代からホイッグ、トーリーの二大政党対立、それがだんだん変わってきまして保守・自由、保守・労働というふうに変わってまいりました。それは小選挙区制があるがゆえに二大政党になったのではなくて、大昔から二大政党でもってずっとやってきた、そこで区制そのものが二大政党対立、政局安定に直接つながってきたものとは私は考えておりません。アメリカだって同じことでございます。
一方これはもう電信も同じだと思いますが、一方保守労働者と申しますか、メインテナンス・ワーカー、この問題につきまして、設備がどんどん改良されていきます。非常に昔とは違いまして、つらい立場になってくるわけです。具体的なこまかいことは省略いたしますけれども、これはもう相当大きな影響を与えるものだと考えます。
(拍手)米国における共和、民主両党の間は申すまでもなく、英国における保守、労働両党の間においても、外交、国防の点については基本的に相違するところはありません。北大西洋条約を結んで英米合作の欧州防衛体制を作り上げたのは、イギリスの労働党であります。フランスのごとく、政局安定を欠き、内閣の更迭ひんぱんなる国にあっても、いかなる内閣ができても、外交、国防の基本線に変りはありません。
イギリスの労働党は小選挙区制によって成長し、それによって、今日の保守、労働二大政党対立という政治形態をかち得た、こう述べまして、続いて、それはいきなり一人一区制というような小選挙区制を採用したものではない、すなわち当初は二人区、三人区をもって、長期にわたりて徐々に整理され、現在の全区一人区制となり、しかも政権は三回目の選挙で反対党に手渡ししたという、最も理想的な政治が行われたと述べました。
ことにこれらの問題については、先進国のイギリス等におきましても、先年の総選挙の前に保守労働両党の間におきまして、健康保険の入院をしておる患者の給食問題については非常に激しい論争があったのでありますが、なお保守党でもやはり完全給食、完全看護の方向に努力すべきが必要であるということから、健康保険の入院患者に対しては一部削減すべし、すなわちある期間がきたならば完全給食を打ち切るべしという議論があったにもかかわらず