1984-04-03 第101回国会 衆議院 本会議 第14号
(拍手) 政府は、国民医療費の抑制とか医療保険制度の安定的運営などを今回改正の理由としていますが、医療費のむだをなくす根本は、最近の有病率を高めている労働強化や長時間労働、公害、災害、交通事故などの抜本的改善とともに、我が国ではおくれている保健予防体制の整備にこそ手がつけられるべきです。
(拍手) 政府は、国民医療費の抑制とか医療保険制度の安定的運営などを今回改正の理由としていますが、医療費のむだをなくす根本は、最近の有病率を高めている労働強化や長時間労働、公害、災害、交通事故などの抜本的改善とともに、我が国ではおくれている保健予防体制の整備にこそ手がつけられるべきです。
保健予防体制の整備等につきましては、医療の需給両面にわたる対策を進めるほか、健康づくり、疾病予防対策等の総合的な推進を図ってきております。今後とも、これら対策を一層推進し、保健予防体制の整備とその健康水準の向上に努めてまいる所存であります。 また、薬価基準につきましては、昭和五十七年九月の中医協答申に基づき実施しておるところであり、先般も一六・六%の引き下げを断行しました。
いまこそ、保健所活動を今日の疾病構造の変化に対応できるよう、保健、予防体制の具体的な年次計画を立てて、本格的に取り組むべきであります。これは、健康に暮らしたいという国民の願いにこたえる政府としての当然の責務であるとともに、保険財政の安定にも大きく役立つものであると考えられますが、総理並びに厚生大臣の見解を求めるものであります。 次に、私がお尋ねをするのは、老人保健医療制度の問題であります。
なお、医療制度の抜本的対策の樹立、政府管掌健康保険の運営に対する助成措置の強化、合理的な診療報酬、調剤報酬体系の確立、保健予防体制の確立、薬価調査のあり方及び薬価基準の算定方式の抜本的な検討、国民健康保険組合に対する助成、船員保険(疾病部門)に対する国庫補助の増額等を内容とする附帯決議を全会一致をもって付することに決しました。
四、保健所の整備を強化し地域における保健予防体制の確立を図ること。 五、公費負担医療の充実に努めるとともに、国民医療の確保を図るため、医療従事者の確保、医療供給体制の整備等につき、計画的にこれが実現に努めること。 なお、公的病院の病床規制の撤廃及び差額ベッドの規制については、すみやかにその対策を講ずるものとすること。