1968-04-02 第58回国会 衆議院 決算委員会 第5号
○佐藤会計検査院説明員 陳情という意味でございますが、私のほうには、たとえば建設検査課では、道路あるいはその他の災害復旧、相当広範に検査をしておるわけですが、そういう工事の検査をした結果、こういう点がまずい、手抜きしているじゃないかというような、あるいはこういう面は便乗工事で補助金をつけるべき事態ではないではないかというような指摘があるわけです。
○佐藤会計検査院説明員 陳情という意味でございますが、私のほうには、たとえば建設検査課では、道路あるいはその他の災害復旧、相当広範に検査をしておるわけですが、そういう工事の検査をした結果、こういう点がまずい、手抜きしているじゃないかというような、あるいはこういう面は便乗工事で補助金をつけるべき事態ではないではないかというような指摘があるわけです。
その他いろいろな原因があろうかと思いますけれども、建設省の補助工事全体を通じまして、従来見ましたような便乗工事とか、そういう悪質なものはもうあとを断ちまして、ただいま御指摘の施工不良であるとか、積算過大とかいうようなものに不当な事例は集中しているようなわけでございますが、これらの点につきましては、先ほど申し上げましたとおり、各府県において自覚を持ってやっていただくのはもちろんでございますが、補助金を
ただ、その三十三年災、四年災においても、あとで検査をいたしてみますと、便乗工事等があったりして、非常に弊害が多いことがわかったために、いろいろ政府の関係省間で問題になりました。
開墾、干拓等の工事を国が都道府県に委託実施しておりますいわゆる代行工事は全額国費支弁でありますために、ともすれば便乗工事が多いのでありまして、既存の県道または町村道を利用しても営農上支障がありませんのに、ことさら拡幅したりしまして明らかに町村道の改修工事と認められますものや、付近に利用可能な道路がありますのに、これと近接して道路を開設したもの等が見受けられましたほか、工事の施行が疎漏で手直しを要するものや
開墾、干拓等の工事を国が都道府県に委託実施しておりますいわゆる代行工事は、全額国費支弁でありますため、ともすれば便乗工事が多いのでありまして、既存の県道または既存の町村道を利用しても営農上支障がありませんのに、ことさら拡幅したりして、明らかに町村道の改修工事と認められるものや、付近に利用可能な道路がありますのに、これと近接して道路を開設したもの等が見受けられましたほか、工事の施行が粗漏で手直しを要するものや
この法律上の債務を負担した段階におきまして——まだ金はいっておりませんが、そういう債務を負担した段階において会計検査院が早目に見て回って、そして査定の水増しと、相当にこれは多かったのでありますが、こういうものがあれば、こういうものは減らしてもらうと、こういうような処置を——非常に極端な便乗工事があればこれはやめてもらう、こういうようなことを二十八年災害を契機としてやったのであります。
しかしこれは土工工事に通有のものでございまして、特に代行工事において特色のあるものではございませんが、この代行工事は全額国費で施行いたしまするために、とかく便乗工事が多いのでございます。
それから代行工事につきましては、先ほどちょっと御説明申し上げましたように、いわゆる便乗工事が非常に多いということに驚くのでありまして、内地の検査を徹底しましたが、これと並行して北海道の検査を徹底するわけにいかなかったのでございますが、内地の方が順次改まりつつある情勢を見まして、北海道地区の検査を徹底させることとし、昨年本格的に検査したわけでございます。
代行工事は御存じのように全額国費支弁のものでございまして従ってその魅力のために便乗工事が非常に多いのでございましてたとえば県道とか市町村道が一定の幅員を持っていて、開拓者がこれを利用して営農上支障がないのに、その道路の幅員を拡張するとか、あるいは既存の道路とほとんど並行して新線を建設するとか、あるいは開拓上はあまり利用できない、むしろ別な交通の意味を含めている内容のものに開拓道路として多大の経費をつぎ
が施行すべき工事ではございますが、その事務能力等を考えまして、比較的小規模のものを都道府県知事に委託いたしまして、全額国費支弁、しかしてこれの事務費的なものとして、工事費の八%前後のものを代行料として追加して交付しているものでございますが、工事の内容は、これはどの工事も同じで、やはり粗漏工事とか出来高不足、積算過大というものがございますほかに、全額国費支弁であるという点からいたしまして、いわゆる便乗工事
これを内容別に大観いたしますと、改良工事と見られるようなものを災害復旧に名をかって、いわゆる便乗工事を施工しているもの、それから工事の施工が疎漏でその目的を達していないもの、内容的に見て出来高が不足しておるもの、積算が過大となっておるというようなものでございます。その内容も農業施設、林道施設、漁港施設と分けて記述いたしておりますが、時間の関係上、一応省略させていただきます。
ところが便乗工事のようなことになりますと、そういうことは手が打てないわけでありまして、どうしても金を返してもらわなければいかぬ、こういうことになるわけであります。
山口県のものは山口市が実施をいたしました工事で、二十七年度に交付をされました千二百万円と二十八年度に交付されました三百七十万円の二件で、いずれも対象外工事、いわゆる災害便乗工事でありまして、返還を命ぜられたものであります。これにつきまして、山口市は市財政の窮乏を理由に二十ヵ年年賦償還を申し出ておるのでありまするが、県も建設省もいまだ結論を出していないのであります。
二十八年災害の査定額が多かった三重県、愛知県、和歌山県等十一府県の工事査定額を四十億五千万円のうち三十七億四千万円ほど見たのでありますが、農林、建設のときに申し上げましたように二重査定、便乗工事、設計過大、こういうものが相当出まして、運輸省に御注意して工事費を三億八千三百万円減らしてもらったということになっております。
それから今の早期の検査につきましては、まだ工事に着手していないものが多いのでありまして、先ほどお話しがしばしば出ておりました、たとえば二重査定というようなものを、片方はやめてもらう、それから便乗工事は落してもらう、こういうようなことをやったわけでありますが、個々のそれぞれ検査いたしました工事に対して何%落ちたか、あるいは不当工事があったかということは、これは資料はあるのでございますが、ちょっと手元に
補助工事についての御批難につきましては、そのすべては災害復旧事業の負担金に関するものでありまして、架空工事、便乗工事あるいはでき高の不足、粗漏工事等でありまして、これらは査定上の欠陥または監督検収上の欠陥に原因するものでありまして、さらにまた事業主体である地方公共団体の財政力の貧困という点についても大きな原因があるかと存じます。
従来事後検査はずっと引き続いてやっておりますが、どうも事後検査だけでは検査の効果の万全を期し得ないというため、早目に、工事に着手する前に行って、たとえば便乗工事とか架空工事とかあるいは二重査定、建設省と農林省と両方から査定をとって補助金の二重取りをするというようなケースが非常に多いのでありますが、こういうものを早く洗い落してしまわなければいかぬということを痛感したわけであります。
○山田節男君 これですね、まあ決算の面から考えますと、たとえば二一六年度、七年度においても、文部省の会計検査院の批難事項の中に、やはり過大設計をしたり、危険度が少しもないのに、いわゆる便乗といいますか、便乗工事をやったり、これはいろいろな弊害が起きているわけです。現在文部省は指摘されているわけです。
内部的なことでありますが、災害復旧事業でいろいろ便乗工事であるとか、二重査定であるとか、疎漏工事であるとか、出来高不足であるとか、会計検査院が指摘しました点が約八カ項目ほどありまして、この項目別に、農林省にいたしましても建設省にいたしましても、どういうふうにしたらかような原因を除くことができるかという具体的な項目別の対策委員会というものをお作りになりまして、そうしてまずその対策をお立てになって、いろいろ
○説明員(柳沢英蔵君) ただいま農林省の方からお話がありましたように、大蔵省としましては、予算編成の立場からいたしまして、主として経済効果の面、それからいわゆる災害復旧の原形復旧を原則とするという線から言いまして、いわゆる便乗工事、それから改良工事の排除という意味におきまして、立会をいたしておるのでありますが、人員等の関係から、財務局の査定班に全部立会させるという段階にはなかなか立ちいたっておらないわけでありますが
こういうことに関連いたしまして、かような事態、これのみならず、さらに二重査定、あるいは過大設計、便乗工事あるいは疎漏工事、こういうような、もう広範な地域にわたって正当な詐欺罪が成立するということになれば、これはまことに遺憾な次第であるのであります。
先ほど来いろいろ事情をお聞きしまして、その間の事情も了解する点もあるのでありますが、これは申すまでもなく、補助金行政におきまして本委員会で一番問題になりましたことは架空工事、あるいは二重査定、あるいは出来高不足工事、あるいは粗漏工事、便乗工事、こういう点がいつも問題になるのであります。
補助工事についての批難については、そのすべては災害復旧事業の負担金に関するものでありまして、架空工事、便乗工事あるいは出来高の不足、粗漏工事等でありまして、これらは査定上の欠陥または監督検収上の欠陥に原因するものであり、さらにまた事業主体である地方公共団体自体の財政力の貧困という点にも大きな原因があるかと存じます。
ことに二十八年度は災害が御承知のように非常に大きくございまして、後ほど申し上げますが、私どもの方で査定の調査、従来検査して参りますと、どうもあとから行ったんではだめだ、先に見て、たとえば便乗工事だとか、あるいは二重査定、架空工事とか、こういうようなものも大がい補助金はそのままいってしまいまして、われわれが発見したときには、もうほかの工事をやっているというような事態が多いのであります。