1951-02-02 第10回国会 衆議院 予算委員会 第5号
日本の独占支配を企てており、日本民族を奴隷化しさらに日本を侵略戰爭の基地、アメリカの植民地に転落させようとしている、米国政府のこのような対日政策は、日本人民の利益のみならず、中国人民、朝鮮その他アジアの諸民族の共通の利益に損害を与えるものである。朝鮮、台湾侵略用の参謀本部は日本に置かれているのであるということを言つておる。
日本の独占支配を企てており、日本民族を奴隷化しさらに日本を侵略戰爭の基地、アメリカの植民地に転落させようとしている、米国政府のこのような対日政策は、日本人民の利益のみならず、中国人民、朝鮮その他アジアの諸民族の共通の利益に損害を与えるものである。朝鮮、台湾侵略用の参謀本部は日本に置かれているのであるということを言つておる。
従つて今日最も考えてみなければならぬのは第九條の問題でありますが、この第九條にもはつきりと、永久に侵略戰爭を放棄すると書いてある。永久に侵略戰爭を放棄すると書いてある規定を改正することができるか、できぬかということについて答弁のできないような政府であるから、外国から日本の侵略を疑われる。もつともはつきりと政府は答弁をされた方がよろしい。
過去におけるところのわが国の人口過剩、あるいはこれが侵略戰爭の有力なる口実にもなつたと論ぜられておるのでありまして、近く講和会議を迎え、さらに將来永久たる平和文化国家として立つわが国におきましては、この人口問題を解決し、その対策を確立いたしますることは、われわれ国民に対してはもちろん、世界の諸国に対しましても、きわめて緊要なことであると存じます。
このソーシヤル・ダンピングこそ、かつての侵略戰爭の原因となつていることを、われわれは銘記すべきである。吉田内閣は、再びこの誤りを——のであります。飢餓輸出を中心とするところの貿易体制は、協定貿易の形で進められているのでありますが、この結果は、日本再建に役立たないところの必要なるものがどしどし押しつけられて来るのである。
そうしてあのような太平洋の侵略戰爭にまざまざと誘い込まれたのであつたということを、我我はここで思い起さなければならないのでありまして、さような姿がどのような形でなされたかということは、これは先程からも外の同僚諸君によつて思想彈圧の経過については十分に話をされておりますから、私は省きたいと思います。
なおあの侵略戰爭の際において、何ら肥料を與えずして、農民の努力によつてのみ持ちこたえられて來た日本の農地というものは、非常に荒廃の極度に達していると思うのであります。從つて土地改良の必要は、農民の間から熾烈な要求となつて現われていると思うのでありますが、当面災害復旧のために必要な耕地が相当あると思います。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)この法案はナチスのとつた農業家産相続政策と同性質のものであり、侵略戰爭を生み出した低賃金と封建的な家族制度温存の企てであつて、ポツダム宣言、新憲法に違反するものであります。
今日、日本農業の現状は、御承知のように侵略戰爭の犠牲によりまして、いまだかつてなき荒廃の状態に達したのであります。戰後といえども、歴代内閣はこの農業復興のためにはなはだ冷淡であつたのであります。わずかに今日日本の食糧が生産されるのは、農民の血と涙と汗の努力によつて続けられておるということをわれわれは確信しております。
ところが、侵略戰爭が始まりまして挙國一致が叫ばれ、大政翼賛会が発足いたしまして、フアツシヨ的な新体制の運動に基いて國家再編成が行われた昭和十五年当時におきまして、この全國水平社と中央融和事業協会に二つを統一して新しく大和報告運動を起し、大政翼賛運動に参加せしめようという計画がなされたのであります。
御存じの通り東方会議は、満州事変から結局太平洋戰爭にまで突入した日本帝國主義の侵略戰爭の発端を成しておるものである。(「そうだ」と呼ぶ者あり)この傳記において、先に極東裁判によつて無期禁錮に処せられた鈴木貞一氏は、こう言つておるのであります。「僕と森と吉田と会見した。
ところが外地の引揚者、全部がそうじやないですが、大体あの侵略戰爭のお先棒をかついで、外地で相当いかさまインチキをやつた連中もあるわけなんです。
曾て治安維持法を作るときに、共産党を取締ると言つたのでありますが、実は日本を侵略戰爭に追込むためでありました。今日、非日活動委員会の内容を持つ考査委員会の設置は、明らかにこのような内容を持つておるものであります。
(拍手) 諸君、かつてわれわれは、軍部の煽動によつてできた輿論のために、世界の大勢を見定むることなくして侵略戰爭を開始し、さんたんたる今日の敗北を喫しました。諸君、われわれは再びこの愚を繰返すことはできないのであります。
次に、敗戰の結果、わが國は今や連合軍の占領下にあつて、國会と日本政府は連合軍総司令部の制約のもとに置かれているという事実は、誤れる過去の指導者の企てたる侵略戰爭の結果であるとはいえ、八千万日本國民にとつては未曽有の悲劇であり、深刻なる民族的悲しみであります。しかるに、この事態を利用して、國家最高の機関たる國会をまさに愚弄し、侮辱し、陰謀政治を行わんとしたのであります。
○羽仁五郎君(続) そうして、これは遂に侵略戰爭に導かれるのであります。その責任はこの法案に賛成する人にあるのであります。(拍手)
それは、さきにも指摘いたしましたように、あののろうべき大東亜帝國主義侵略戰爭のその準備時代におけるわが日本の國内の様相、民主主義的な諸勢力の動き、あるいは出版、集会、結社等々の自由を剥奪して、その間に國粹的な、あるいは國家主義的な、右翼的な反動勢力の台頭を生みましたその様相に似通つた動きが、現実に皆無と断言することができるであろうか、どうであろうか。
日本の官吏は過去において日本を侵略戰爭から守ることはできなかつたのであります。從つて今日は國会が民主主義を守らなければならない、その自覚を是非高めて頂きたいと思います。尚政府は、例えば政府委員は最近國会図書館の調査立法考査局から提出された「官吏と公務員の罷業権、團結権、欧米における学説を中心として」こういう資料を御研究になつておられますか、どうですか。
低賃金法である結果は、必ず言論の自由を圧迫し、結社の自由を圧迫し、多國に向つてソシアル・ダンピングをやり、経済侵略をやり、侵略戰爭に導いて、昨日マツカサーサーが声明せられたような、人類の深い祈りりというものをまた覆してしまうことになるのであります。どうか今伺つた点について、首相のステーツマンとしての御答弁を頂きたいと思います。
元來わが党は、單なる利拂の延期ではなく、侵略戰爭の戰費を調達し、しかも裏づけとなるものは全然なく、不良の擬制資本となつておる軍事公債は、戰事補償の打切りと同時にこれを行い、戰爭の犠牲負担を公正ならしむるとともに、國民経済の整備を行う建前から元本を打切るのが至当であるという見地に立つて、今なおこの原則的主張をかえていないのでありまするが、元本打切りは、旧金融指導者たちの反対によりまして吉田内閣が行い得
(拍手)われわれは、今日の國際情勢において、利拂の停止が國際信用を害するという議論に対しましては、むしろ侵略戰爭の戰費を調達した國債の利子を停止することが、日本帝國主義復活の危險なきことを立証することによつて、かえつて國際信用を高めるものなりと、われわれは考えておるのであります。
さらに、侵略戰爭の戰費を調達した公債であるから、この支拂延期はかえつて國際信用を博するというがごとき言は、実に驚くほかはないのであります。なるほど、戰時公債は戰費を調達したのでありますが、國家の債務であることは、他の公債と少しも差異はないのであります。しかして、これはすべて國民の辛苦の結晶であることは間違いありません。
○野坂參三君(続) 日本の侵略戰爭によつて打撃を受け、苦しみを味わつたオーストラリアや中國の人たちが、この政策をめぐつて懸念を抱いている、こう書いている。(発言する者多し)かつて対日理事会である國の代表が、芦田均という人に対して公職追放該当者ということを指摘したということは、皆さんまだ記憶にあるはずです。