1992-04-07 第123回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
そして食管会計の中で米に対してどのくらいの価格作用をしているかということを私なりに試算してみました。これは食糧庁の職員の経費もいろんな総合的な農業政策の面でも食管からも出る部分があるだろう。
そして食管会計の中で米に対してどのくらいの価格作用をしているかということを私なりに試算してみました。これは食糧庁の職員の経費もいろんな総合的な農業政策の面でも食管からも出る部分があるだろう。
麦価をきめるのにはパリティですね、パリティを基本とはしているが、経済的事情を参酌するという事項はすべての農産物の価格にあるわけですから、国際的な食糧の需給あるいは国際価格が暴騰してくる状況、こういう経済事情を参酌して、一つには価格作用に織り込んでいく。一つには、やはりいろいろ品種改良なり諸般の政策を進める、こういうことでいかなければならぬと思うのです。
こういう現象が出ますが、反対にわれわれから見ておると、余れば需給均衡というものを価格作用に持ってきて、不足すれば輸入すればいいんだというものの考え方がありますから、政府が支持したり買い入れしておるあらゆる農産物に対して、供給が不足になってきたからここでいろいろ検討して、なぜ生産が停滞してくるのか——不足してくるのですから、今度は反対に自給を助長するための価格を決定しなければならぬが、いままでこの誠意
バナナが入る、グレープフルーツが入る、結局価格作用によって回復ということはできません、これからのあれを見ると。そうすると、どういう現象が起きるかというと、被害率三〇%出るというような条件になったときには、七〇%収穫したものの質低下による売り上げ損というものが二〇%起きる。大体五〇の被害に達します。それに足切り三〇%ですよ。どうなんですか。
そうしたら一つ聞きますが、確実に、先ほど申し上げたように、農家が予定販売収入に達しないのは、やはり不時の災害による事故でありますから、実のなりが悪く、質が悪くて安くしか売れないのを、これは繰り返しますが、経済の国際化が進む前は、自給量の不足から価格作用で大体いいものと同じくらいに売れたわけです。これからは売れませんよ。
今の為替相場の自由変動というものと、通産大臣の言われるように、大体価格作用によつて日本経済の産業構成なり、そういうものを決めて行く構想を持つておられるとしたら、この点は矛盾するのですが、この点についてどういうふうにお考えになつているか伺いたい。