2012-11-02 第181回国会 衆議院 経済産業委員会 第1号
雇用を守り、格差をなくし、分厚い中間層に支えられた公正な社会を取り戻し、あすへの責任を果たすためには、デフレ経済と過度な円高から抜け出し、産業の空洞化を防止するとともに、「「成熟」と「多様性」を力に 価格競争から価値創造経済へ」を基本的方向性として、日本経済の新たな稼ぎ頭を育てることが不可欠です。 経済再生を推し進める政府の羅針盤として、本年七月に日本再生戦略を策定いたしました。
雇用を守り、格差をなくし、分厚い中間層に支えられた公正な社会を取り戻し、あすへの責任を果たすためには、デフレ経済と過度な円高から抜け出し、産業の空洞化を防止するとともに、「「成熟」と「多様性」を力に 価格競争から価値創造経済へ」を基本的方向性として、日本経済の新たな稼ぎ頭を育てることが不可欠です。 経済再生を推し進める政府の羅針盤として、本年七月に日本再生戦略を策定いたしました。
また、デフレから脱却し、価格でなく価値で勝負する価値創造経済を実現して内外の需要を取り込むことが重要であると考え、具体的には、ヘルスケア、子育てや新たなエネルギー産業など課題解決型産業の創出を通じた内需の掘り起こしや、主要貿易国との高いレベルの経済連携の推進、インフラ輸出、クール・ジャパンの推進などによる海外市場の開拓などに取り組んでいるところでございます。
まず、成熟を力にした価値創造経済を実現するため、ヘルスケアや子育て、そして新たなエネルギー産業など課題解決型産業の創出を通じた内需の掘り起こし、主要貿易国との高いレベルの経済連携の推進やインフラ輸出、クール・ジャパンの推進等による海外市場開拓に取り組んでいるところであります。
このためには、現在の痩せ我慢の経済から価値創造経済へ転換することが重要であります。高くても売れる商品やサービスを生み出すことで新たな付加価値を創造し、良質な雇用の場を提供する価値創造経済への転換が必要であります。このため、潜在内需の掘り起こしとグローバル需要の取り込み、内外の需要両面に焦点を当てた攻めの対策を進めてまいりたいと思います。