1952-05-07 第13回国会 参議院 農林委員会 第29号
○片柳眞吉君 ちよつとわからないのですが、文章が違つておれば内容も変つておる、ですから少くとも考え方としては、一体供出價格と指定買入價格とは、やはり何らかの、少くとも観念的に米は供出をするんだから、これはこつちは少くとも有利という考え方が出て来るんじやないかと思うのですが、これは若し政務次官から明快な御答弁が伺えれば幸いと思いますが。
○片柳眞吉君 ちよつとわからないのですが、文章が違つておれば内容も変つておる、ですから少くとも考え方としては、一体供出價格と指定買入價格とは、やはり何らかの、少くとも観念的に米は供出をするんだから、これはこつちは少くとも有利という考え方が出て来るんじやないかと思うのですが、これは若し政務次官から明快な御答弁が伺えれば幸いと思いますが。
○金城説明員 昭和二十三年産米の價格が一石大体三千七百円になるのでありますが、それの超過供出が大体一割かかつていると見ますれば、三円七十銭の超過供出價格、それから早場米の奬励金が、先ほども申し上げたように八十七億出ております。八十七億で計算いたしますと、これがやはり二円五、六十銭になるのであります、しかし消費者價格では四十三億しか見ておりませんので、これは一升大体一円七十銭ぐらいかかつております。
熊本縣といたしましては、今期のいもの供出價格も政府の方で制定しておられますが、何によつて基準を制定せられたか、その点をお伺いしたいと思うのであります。なおこの際政府は澱粉の供出をいもによつて何割程度認められるか、この点を当局にお伺い申し上げたいと思います。
又國民所得中に占めるところの農民の所得の割合が減つておることも、いろいろな原因はありますが、供出價格が農業生産物の物價に比して低過ぎるために起つておることなのであります。その上に高い税金を取られて、こういたしまして農家の経営、特に米麦專門のところは非常に苦しい状態になつておる。
供出價格の問題でありますが、再三この問題は朝野を挙げて論議されておる問題でありますが、現行パリティー方式の矛盾を解消いたしまして、公正妥当な價格を決定する、その一つといたしまして、三九方式の廃止、いわゆる現在行われておることは十一月から十月までの年度を八月から七月までに改訂されること、次に基準年度の基礎價格の再檢討、次に実効價格の採用、この問題を供出價格の面においては特に研究されないと存ずるのであります
御承知の通り食糧管理法は、昭和十七年の戰争中に、政府の一方的見解によつて成立いたしました供出制度でございまして、その供出制度は農民の努力を無視したものであり、その供出價格は農村の生活経済を破壊するものであります。この根本的問題に何ら改正を加えずして、ただ枝葉末節の一部改正ということになりますと、農村はますます苦しみを重ねるばかりであります。この意味において私は反対をいたします。(拍手)
トン当りの消費者價格はきまつたものでありまして、こういうものと裸供出價格の差をとつて、補給金の單價を出すようなことはわかつておりますから、どうかひとつその先をやつていただきたい時間の節約上お願いします。
今日主食の供出價格と配給價格との開きは余りにも大き過ぎるのでありますが、農家に対する還元米までも高い消費者價格を適用しておるのであります。政府はこれを改善する用意を持つているかどうか伺いたい。
その現場で配給した際に、農家の供出價格と消費者の購入價格との非常の差があることを見て供出者は不快の念を感ずる、又消費用は一旦持つて來たところのものを、農家が持つて來たところのものを又持つて戻らなくちやできない、こういうふうなことで、時間的に、運送に非常に不合理を來すから、若し農協のようなものに末端配給を任せられるということになつたならば、農協では各部落ごとに適当に簡易な方法で配給ができて、立派な腐敗
次に、生産者の供出價格と、消費者の配給を受けます配給價格とは、非常な違いがあります。玄米一俵供出する價格と、配給を受けます價格を計算いたしますと、三百八十三円八十六銭八厘の違いがあります。米一俵三百八十何円という違いがある。こういう大きな開きは、何で必要があるのてしようか。いも十貫匁には百五円の開きがあります。
それは、公定價格における農産物の供出價格と、農民に対する配給物資との價格差の問題であります。やみ價格の領域において價格差が拡大しておるということは、もちろんでありますが、公定價格の面においても、ひどく不利な状態に置かれているのであります。
供出の関係の問題ですけれども、自家保有にも満たない小さな農家が、供出をしいられて、そのために供出價格と消費者價格との間に非常に開きのある高い價格で配給を受けておる実情にあるのですが、これについて食糧管理局としてはどのような指導がなされておるのでありますか。またどういう取扱いにする方がよいとお考えなのですか。
作付から供出、價格に至るまで、殆んど政府の統制にかかる現状において、再生産の保証は正に政府のみずからの責任であることを先ず強調したいのであります。米價について見ますれば、歴代政府はパリテイ計算によつて年々幾分ずつ引上げてはおるのでありまするが、米價がパリテイ計算で決定されましたときには、次の米の生産資材の値段はすでにそれ以上に高くなつて再生産に支障を來しておるのであります。
これはあまり高過ぎはしないか、生産者の供出價格との間に相当開きがあるということの御指摘でありますが、この点につきましては、私も就任早々——前内閣時代から決定されたもので一度きまりましたが、内容につきましては、お話のように相当檢討の余地があると考えております。
だから労働者の賃金は物價騰貴に追付くことができなくなつてしまつたし、農民はこのとき以來供出價格では生活することができなくなつて、公然と農産物の闇販賣をしなければならなくなつたし、中小工業者の経営難が始まつたのであります。
富山縣において、なおまだ一箇所最近暴露したのでは、氷見郡の熊無村、これも三、四百戸の村でございますか、全村、去年も今年も不当小作料を供出價格によつて取立てておつた、こういう事実が暴露せられておるのでございます。これに対しまして、われわれが富山縣の当局にこの責任を追究いたしますと、言を左右にして、そういう事実はないというように言うのでございます。
又実際において何故そういうことが行われるかと申しますれば、特に闇價格の点もありまするし、又時によりましては供出すべき價格、供出價格が決定せられないで、甚だしきは半年以上も現品は送つても値段が決まらない、値段が決まらないから金が貰えないというような事態も昨年は相当長期に亘つてあつたのでございます。
從つてこれらの農家は今後配給米によつて生命をつないでおるのですが、そこに当然起きる問題は、供出價格と配給價格の格差の問題です。
これは當然なことでありまして、今日の供出價格というものと消費者價格というものの價格差が相當にございます。今地方で扱われております實際は、あなたが今おつしやる通りには扱われておりません。
千葉縣の農地課において發表いたしました數字は、四十三圓という數字を示しておりますが、これとても今度の供出價格というものは大體五圓五十錢から三倍程度の十七圓、あるいは奬勵金を入れまして十八圓程度になつておりますが、その五十三圓と十八圓のこれだけの開きがありまして、はたして農家が供出意欲ができるかどうかという問題を考え合わせますと、工業生産品においても、當然かような面が十分にわれわれはうかがえるのであります