1951-11-08 第12回国会 参議院 厚生委員会 第10号
ついでに将來癩患者の収容に対する問題でございますが、これは從來の経験によりますると、在宅患者を療養所に誘致するということには相当な困難が伴いますので、これにつきましては在宅患者に十分癩そのものの知識又療養所の現在の状態、それらのことを十分認識せしめ、即ち啓蒙運動が非常に必要でございます。
ついでに将來癩患者の収容に対する問題でございますが、これは從來の経験によりますると、在宅患者を療養所に誘致するということには相当な困難が伴いますので、これにつきましては在宅患者に十分癩そのものの知識又療養所の現在の状態、それらのことを十分認識せしめ、即ち啓蒙運動が非常に必要でございます。
それで保育所は漸くできまして、子供に関する限りその問題は心配はないのでありますが、特に戰後の問題といたしまして、老人の問題が切実な問題となつて参りまして、一昨年來癩患者の養老院、これを癩予防協会で作つて頂きまして、熊本に一カ所ございます。これは癩患者が一家の経済を支えておりました場合に、患者の入所によりまして被扶養者である老人が直ちに生活に困りますので、これを救う意味のものであります。