1949-05-12 第5回国会 衆議院 厚生委員会 第18号
と申しまするのは、從來健康保險の利用率が悪かつたのは、いろいろな原因がございましようけれども、健康保驗を利用しようということが盛んになつて來て件数が増して参るのでございますので、原則的には歓迎すべき問題だと思います。ただこの際原則的にと申し上げましたのは、被保險者章の不正利用というような意味において件数の増加があるのであります。
と申しまするのは、從來健康保險の利用率が悪かつたのは、いろいろな原因がございましようけれども、健康保驗を利用しようということが盛んになつて來て件数が増して参るのでございますので、原則的には歓迎すべき問題だと思います。ただこの際原則的にと申し上げましたのは、被保險者章の不正利用というような意味において件数の増加があるのであります。
それから第三としてお願いいたしたいのは、今日の時局におきましては将來健康保險の被保險者におきまして、失業をするおそれなしとしないのであります。また現に健康保險にかかつておりましても、初診料の支拂い等につきましては、あるいはこれを苦痛に考える者も出て來ると思うのであります。この者に対しまして医療が行われないということのないように考慮していただかなければならないと存じます。
次にあとの改正につきましては、從來健康保險委員会という名称を附しておりました委員会を健康保險審議会と改めることにいたしたのでございます。これは各省設置法等の関係で、この委員会という名称は避けまして審議会に変えるということになつたのでございます。
從來健康保險、年金保險などでやつておりました当時に比べまして、補償の金額が相当増額されたということ、並びに補償の内容が充実してきたということ並びに補償が適確迅速に行われるという点におきまして、労資双方から比較的喜ばれておりまする保險であると考えております。從つて他の社会保險に比べまして、適用事業の数なども著しく殖えております。現在では適用事業も十九万を超えておる状況でございます。
○榊原(亨)委員 在來健康保險におきます保險料と、國民健康保險におきます保險料の割合は非常に違いがございますために、実際上國民健康保險を運営いたします場合に、健康保險のごとくうまくいかないという憾みがあるのでございますが、その点を十分御勘考下さいましようか、いかがでございましようか。
○赤松常子君 この第二十四條でございますけれども、支給方法及び支給期日のことは政令で定めることになつておりますが、從來健康保險の例で見ましても非常に支給方法や何かが煩雜で、そうして手続がむつかしいので当然受ける権利がありながら面倒くさがつて貰つていない場合が随分多いのでございますね。
いたしました理由としましてはこの日雇労務でございますとか、それから土建というのは大体日雇労務と非常に密接な関係でございますが、そういうものにつきましては保險技術上と申しますか、保險料の徴收でございますとか、報酬の定め方でございますとか、そういう点は適用が非常に困難な事情もございまして、殊に業務の事業所が非常に位置がはつきり決まつてないというような関係がございまして、いろいろ適用上困難な点がございまして、從來健康保險