1948-06-12 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会公聴会 第1号
われわれは元來値上げというものは給料以外はあまり好みません。近く物價改訂が行われるということが言われております。そうすると物價値上りによつて生ずる他物價との均衡という点から見ましても、運賃は上げなければいけないということになります。現在のままの運賃でくぎづけにしておきますれば、それでなくても一日に二億近くの赤字が生ずる、年間にいたしますれば七百数十億の赤字が生ずるのであります。
われわれは元來値上げというものは給料以外はあまり好みません。近く物價改訂が行われるということが言われております。そうすると物價値上りによつて生ずる他物價との均衡という点から見ましても、運賃は上げなければいけないということになります。現在のままの運賃でくぎづけにしておきますれば、それでなくても一日に二億近くの赤字が生ずる、年間にいたしますれば七百数十億の赤字が生ずるのであります。
この公債額發行についても、或る程度考慮をし直す必要があるのじやないかというようなお話でございますが、實はこの料金値上げも、損益勘定が大體の收支のバランスもまだ取れない程度の收入額でございまして、とても建設勘定の方のその資金までカバーする餘裕は、現在のところ、計算といたしまして出ておらないのでございまして、やはりこの建設財源の方といたしましては、將來値上げによりました料金額、その他又今後の事業の合理化