1952-06-04 第13回国会 衆議院 水産委員会 第40号
第一は、この関係者五人が本来の三月八日ごろ、広島県安芸郡倉橋島村字横島付近の海上でダイナマイトを使つて密漁を行つておる。三月十三日にも同じように密漁を行つておる。それから四月二十日本件の焼打ち事件の動機となりました密漁。第二の点は、取締船に追いかけられて、自分たちの逮捕を免れるために、爆薬を使用して取締船に大きな損害を与えた事件でございます。
第一は、この関係者五人が本来の三月八日ごろ、広島県安芸郡倉橋島村字横島付近の海上でダイナマイトを使つて密漁を行つておる。三月十三日にも同じように密漁を行つておる。それから四月二十日本件の焼打ち事件の動機となりました密漁。第二の点は、取締船に追いかけられて、自分たちの逮捕を免れるために、爆薬を使用して取締船に大きな損害を与えた事件でございます。
ことに福岡県、九州方面等においては相当多数の密漁漁船船が出ておりまして、これらの密漁船が主としてブローカーを通じて不正にダイナマイトを入手いたしまして、これを使つて密漁いたしておるわけであります。こういつた種類の一番多いのはさばをとつておる十月から翌年の四月まで、こういつた時期にことに多いようでありますが、これによつて漁獲しました魚を沖で取引をいたします。
実は私の方といたしましては、昨年の十月青島附近で、相当連続的にダイナマイトを使つて、密漁をやつておつたものがございます。それをやはり国警の方と一緒になりまして取押さえたことがございます。それ以来私の方にはあまりダイナマイトを使つてする密漁の情報を得ておりませんが、今年の大畠瀬戸の事件が、去年の十月以来初めての協力によつて取押さえたという事件になつております。