1950-02-09 第7回国会 衆議院 予算委員会 第12号 ○吉田国務大臣 ちよつと抽象論で、はなはだ議論に走りやすいことでありますが、私としては、今日までただいま御指摘のような家族制度に基いた農業とか、あるいは親分子分の問題とかいう御指摘がありましたが、こういう経済の進歩については漸進的にいたすものであり、また政府が権力を使つて家族制度を破壊しようといつたところで、これは害ばかりであるので、その実際の利益においてどうかという問題もあるだろうと思います。 吉田茂