1979-03-07 第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
だから、こういう日本の農業の脆弱性というものを考えた場合におきましては、やはり何かどこかで歯どめをしていかなければ、生産調整をやったとしても、転作をやった作目そのものがまた余り出してくる、こういうことになると私は思うのですよ。現にミカンが一つの例じゃないですか。米が余るからミカンをつくった方がいいじゃないかということで温州ミカンなんというのをどんどんつくっていったわけでしょう。
だから、こういう日本の農業の脆弱性というものを考えた場合におきましては、やはり何かどこかで歯どめをしていかなければ、生産調整をやったとしても、転作をやった作目そのものがまた余り出してくる、こういうことになると私は思うのですよ。現にミカンが一つの例じゃないですか。米が余るからミカンをつくった方がいいじゃないかということで温州ミカンなんというのをどんどんつくっていったわけでしょう。
そのことが、カンショ作のうまみがないということから、耕作をやめて他のものに転換をしていくというふうなことにつながるわけでございますが、先ほども申し上げましたように、私どもは、やはりこのカンショ作というのはいわば防災作物としての一つの特殊性はありますが、作目そのものとしてはやはりかなり生産性の低い作物である。