1977-11-18 第82回国会 衆議院 法務委員会 第9号
そのほか、いわば食べさせ着させといういわゆる収容費がございまして、現在は、収容費と、先ほど申し上げました作業経営費を足しますと、百十三億という調定額ととんとんないしは赤字になるということでございます。したがって、そういう関係から非常に作業賞与金の増額が困難であります。
そのほか、いわば食べさせ着させといういわゆる収容費がございまして、現在は、収容費と、先ほど申し上げました作業経営費を足しますと、百十三億という調定額ととんとんないしは赤字になるということでございます。したがって、そういう関係から非常に作業賞与金の増額が困難であります。
○村田秀三君 そうすると、その作業経営の全部は農協にやってもらう。作業量をきめて取るのだ、損害をこうむった場合には委託者が負担をするのだ。そうしますと、これは私は非常にむずかしく考え過ぎるのかもしれませんが、どういうことになるのでしょうか。経営委譲とはもちろん違うわけですね。これは請負ですね、一種の請負、そういうことになりますね。
したがいまして、作業経営主体は刑務所であります。無償で業者から機械を借り入れるということになるわけであります。
そうするとこの清掃作業経営形態そのものを見ても、ごみの点では八〇%が直営であり、二〇%以内が請負である。それと同時に屎尿の方になると、逆に請負が八〇%であって、二〇%が直営である、こういうような経営形態だ。
○天野政府委員 この神戸の刑務所の場合は、これは非常に特殊な、大胆をきわめた例でございまして、やはり何と申しましてもその衝に当つておつた者、それから作業経営に当つておつた者が非常に乱脈な行為をしたということになろうと思います。実はその当時さらに新しく後任になつた者も整理能力に欠けておつたのでありまして、ますます困難を加えてかような結果になつたとあとから考えております。
従いまして、この表でもつて刑務所の作業経営が非常に整つて来たということをただちに断定することには参りませんで、むしろ私どもといたしましては、收容者が倍にもふえましたにかかわらず、作業を與えるということは事実上刑務所におきましては非常な困難を加えておるのであります。
又作業の面におきまして、近來ともすれば資材の入手難、その他の問題に関連いたしまして、相当作業経営が困難になつて参りました。私共といたしましては刑務所が受刑者に対しまして労働を強制する以上は、國家としてその労働をすべて労務を提出することが当然ではなかろうか。いわゆる國家が全部の労務につきましていろいろ心配して行くことが本当じやなかろうか。