2003-04-23 第156回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
那珂川、余笹川、黒川という中小河川、一級河川、ことごとく橋が流されてその現場に行けないという大変な状況の中で、一日掛かって現場に行って、その惨状を目にしながらこの災害の怖さというものを本当に目の当たりにしたということ、そんなことを今日思い出しながら質問を聞いておりました。 そういう中で今日は二点お伺いしたいと思いますが、まずその一つは、三宅島の火山活動災害に対する復旧支援の問題でございます。
那珂川、余笹川、黒川という中小河川、一級河川、ことごとく橋が流されてその現場に行けないという大変な状況の中で、一日掛かって現場に行って、その惨状を目にしながらこの災害の怖さというものを本当に目の当たりにしたということ、そんなことを今日思い出しながら質問を聞いておりました。 そういう中で今日は二点お伺いしたいと思いますが、まずその一つは、三宅島の火山活動災害に対する復旧支援の問題でございます。
いろいろなタイプがございますが、今のまま、洪水の下にずっとあり続けるというタイプの潜り橋につきましては、やはり欄干がございますと、まさに水が流木なんかを流してきたときにひっかかり、余笹川のような、川が両側に曲がってしまうというふうな大惨事にもつながりかねませんので、そういうタイプの潜り橋は、やはり欄干が難しかろう。
そして、最後になりますが、栃木県那須の余笹川の水害、これも決して忘れるわけにいかない大変大規模な、十メートルの川が五十メートルにもなってしまったということであります。これは、時間がありませんので、一言このこともお忘れなくと申し上げさせていただいて、私の質問を終わらせていただこうと思います。
○青山政府委員 今お話ございましたように、余笹川では、記録的な集中豪雨によりまして現在の能力をはるかに超える規模の洪水が生じましたために、広範囲にわたり激甚な被害をこうむったものでありまして、通常の災害復旧では十分な効果は期待できないと認識しております。
例えば那珂川上流の余笹川、これは河川がはんらんすることによって、家屋、農地、道路、橋が甚大な被害を受けました。復旧に当たって抜本的な対策を講じておられると思いますが、そのことについてお伺いいたしたい。
また、上流部の県管理区間におきまして、河川施設にかかわる被災といたしましては、甚大な被害を受けた余笹川等での堤防決壊、河岸洗掘など三百六カ所、約三百六十二億円の被害報告を受けているところでございます。
お手元に私ども地元の地図をお配りしてございますが、余笹川と黒川というのが今回主にはんらんをしたところなのですよ。この余笹川というのを見てみますと、那須町それから黒磯市、国境線をまたいで流れているわけですね。
本当に今回の特徴は、余笹橋だけじゃなくて、下流をずっと歩いた、あるいは黒川という余笹川の支流もあるのですが、そこの橋もずっと見たのですが、ことごとく今のような状況で、実は橋がそっくりしているのです、割合。橋がそっくりしているのですが、そのつながりの堤防から、堤防というのですか橋のつけ根、そこが全部決壊されている、それが大変な被害になってきているということであります。
○青山政府委員 今先生おっしゃいましたように、余笹川等では、記録的な集中豪雨により現在の能力をはるかに超えるような規模の洪水が生じたわけでございますが、通常の災害復旧では十分な効果は期待できないという認識を持っております。
これは、多量の土砂が流れ込んで三・五ヘクタールの水田のほとんどが今土砂の下にある、あるいは一部は流れを変えた余笹川の川底に沈んだという後藤さんという方の言葉ですけれども、後藤タツさんというのは七十歳の方ですけれども、「見舞金だってどのくらいになるのか分かんない。いっそ、あの川に入って死んじゃった方がよかったんじゃないかって、思ったりもする」こういう言葉がここに書かれておるのです。
○中川国務大臣 私もあの余笹川の後藤さんのお宅というのは多分見た記憶があると思います。もう先生御指摘のとおりでありますが、関係自治体の皆さんともお話ししたのですが、あそこは大変な水田の優良農地だというふうに聞いております。それが今先生おっしゃったように、もう百メートル以上にわたって土砂、大木がごろごろしている。
○政府委員(青山俊樹君) 今回の八月上旬の新潟の災害、また八月末の余笹川等の豪雨災害では、堤防からの越水や破堤によりまして床上浸水の甚大な被害が発生したわけでございまして、先生が御指摘のとおり、従前の原形復旧のみの災害復旧では十分な効果は上げられないという認識を私どもも持っております。
○政府委員(青山俊樹君) 余笹川、黒川等の抜本的な復旧の考え方でございますが、記録的な集中豪雨により現在の流下能力をはるかに超える規模の洪水が生じたため甚大な被害をこうむったものでございまして、通常の災害復旧では十分な効果は期待できないという認識をしております。
余笹川につきまして、この上流の最近二十年間の保安林の解除の面積でございますけれども、先生御指摘のスキー場を含めまして、あとは道路用地等でございますが、これは過去二十年間で五十八ヘクタールでございまして、これは余笹川の流域面積三万四千ヘクタールの〇・一七%の面積でございます。
さらに、今回問題となりました那須地区の余笹川、黒川につきましては、実は今まで災害がなかったところでございますので、今回はそういう意味におきまして、こういう大災害は初めてでございます。したがいまして、今後はこういう河川のあり方については抜本的に、河川の取りつけを移動するとか、そういうような改良をしていただきたいと思います。