1957-03-15 第26回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 従来の日本の農業政策の基調は申すまでもなく食糧増産であった、これはほとんど食糧欠乏の時期におきましては無上命題といっていいほどの、そういう強さをもって取り上げられ、従って農業政策の全体がこの食糧増産の問題に対して一つの体系付をなされておったというふうに見ることができるわけであります。ところがその後外国食糧の輸入などによりまして、次第にこの無上命題であった食糧増産という問題がくずれかかってきている。 桑原正信