1950-05-02 第7回国会 参議院 法務委員会 第37号
それではいろいろ御意見がありましたですが、第五の「政界の要職に在る者が」という文字を「政界に在る者が」と訂正し、調査結果の要旨中の三の佐藤昇事件の項中、(6)のAの末尾の「吉田茂氏がこれを聞知していたという証拠はない」この文句を、吉田茂氏がこれを了知し得る事情にあると察せらるるも、同氏が聞知していたという積極的証拠はない、こういうように修正することにいたして、本中間報告について御承認をお願いいたしたいと
それではいろいろ御意見がありましたですが、第五の「政界の要職に在る者が」という文字を「政界に在る者が」と訂正し、調査結果の要旨中の三の佐藤昇事件の項中、(6)のAの末尾の「吉田茂氏がこれを聞知していたという証拠はない」この文句を、吉田茂氏がこれを了知し得る事情にあると察せらるるも、同氏が聞知していたという積極的証拠はない、こういうように修正することにいたして、本中間報告について御承認をお願いいたしたいと
○委員長(伊藤修君) 何かこの両事件ですね、伊藤鑛壽事件、佐藤昇事件、これを二課において捜査されたということは、まあ敵本主義で部内の土田、吉武に対する私怨というものが含まれて、こういう事案が取上げられたというふうなことを土田及び吉武は言うておるのですがね、そういうことはどうですか。
○委員長(伊藤修君) 時たまたま宗像警部が佐藤昇事件の捜査にかかりましたですね。それを牽制するためにあなたの親友の吉武氏がそういうことを捜査するような、という一つの、牽制策として行われたものじやないですか。
○委員長(伊藤修君) 検察庁で佐藤昇事件をお取調べになつた係の検事の方は、稲田、岩松、河合三検事の外にあなたと伺つておりますが……。
○角田委員 私はただいま猪俣議員から提案になりました佐藤昇事件についての国政調査に遺憾ながら二つの理由から反対をするのであります。 まず第一点は、御承知のごとく委員会の国政調査は衆議院規則九十四條によりまして、議長の承認を要することになつておるのであります。
お尋ねの佐藤昇事件につきましては、たびたび申し上げましたように、昨年の十二月下旬に詐欺事件について特別捜査部の係が調べた結果起訴いたしたのであります。さらに本年の一月下旬に詐欺事件の追起訴をいたしております。さらに二月の初旬に涜職の嫌疑がありまして、この点はなお捜査進行中であります。
○角田委員 前回猪俣委員から佐藤昇事件について取調べをされた検事が、しばしばその主任係が交代されたということを述べられておつたのでありますが、そういう事実があつたかどうか、その点たつた一点だけ重ねて刑政長官にお尋ねいたしたいと思います。
ところで委員長にお願いしたいことは、実は前会問題になりました佐藤昇事件につきまして、われわれはもう少しく調べたいという考えがありますので、次会にはぜひ田中警視総監、坂本刑事部長、松本捜査第二課長、それから検察庁の特捜部長の岡嵜格、それから殖田法務総裁はもちろん、東京地方検察庁の屋代検事、岩城検事、それから次席検事の馬場検事、以上を参考人としてお呼び願いたいのであります。
○田中(堯)委員 なお佐藤昇事件につきまして、私からも二、三問質問いたしたいと思うのでありますが、第一今の点、これほどの重大事件で、わずか三日足らず釈放しておる、保釈でなしに釈放しておるということになると、大体の通念としては、これはもう不問に付するという取扱いであります。ところが一方まだ捜査中であるから、事件の内容は知らせるわけに行かぬという御回答です。
○加藤充君 金を渡したというようなことについて、はつきりした証拠がありますような場合に、それを受取つたと思われるようなものが捜査線上に浮び出しましたときに、受取つたものをお調べになつたりしなければ、これははなはだしく捜査の手続が懈怠されておると思うのでありますが、そういう事柄について、この佐藤昇事件の調査に何か現われておることがなかつたのでありましようか。そういう点お確かめに相なりましたか。
まず増田官房長官にお尋ねしたいことは、われわれが佐藤昇事件をお尋ねするのは、政府の綱紀粛正の立場から、かかる腐敗事件がある場合に、少くとも官房長官の名前すら出ておる際に、長官はどういう責任を負われるかということがまず第一点でありますが、その腐敗の内容としまして、参考までにすでに佐藤が自白しておるといわれる事実を、報道方面では伝えておるのでありますが、それによりますと、塩谷消防総監は佐藤から三百万円もらつておる
○殖田国務大臣 佐藤昇事件が新聞にいろいろ出ておるのでありますが、現在問題になつておりますのは詐欺事件が二つ、職容疑が一つ、この三つであります。身柄を釈放いたしましたのは、これは留置する必要がないからあります。
佐藤昇事件の險挙にあたりまして、私どもが検挙を妨害したかのごときお話でございますが、昨日も申し上げましたごとく、佐藤昇の検挙を命令したのは私であります。しかも検挙にあたりましては、常に刑事部長、捜査二課長一体となつて、常に緊密なる連絡をとりつつやつておりますので、何らそこに妨害の事実はございません。それから松本捜査二課長はきわめて有能なりつばな警察官であると私は考えております。
今回この佐藤昇事件が発生しまして、日野君としても、非常に新聞等に、あたかも佐藤昇と自分とが職務上の醜関係があることく報道されまして、非常に遺憾に考えておつたのであります。ここで私どもとしても、一応かかることが新聞に出ましたので、監察官に命じまして調査いたしたところが、右のような事実をはつきり本人が自認をいたしたのであります。
○岡田(春)委員 最後に、時間がないので、まだたくさん材料はあるのですが、この程度にしなければならないような状態にありますので、この間読売新聞のたしか昨年の十二月十五日でありましたか、佐藤昇事件についての記事が最初に発表されましたときに、その記事の中に、この問題について必要があれば簡單に読んでもいいのですが、捜査線上に上つておるのはあなたの部下である多くの人々が捜査線上に上つておる。