2006-04-25 第164回国会 参議院 総務委員会 第17号
まず、今回の住民基本台帳改正案についてお伺いいたします。
まず、今回の住民基本台帳改正案についてお伺いいたします。
こんな卑劣なやり方を、実は一九九九年の、これは平成十一年でございます八月十二日に、住民基本台帳改正案についても中間報告という暴挙を野党の委員長にさせたのが与党でございました。
この資料の一、先日、菅政調会長の方も指摘をいたしましたが、今回の住民基本台帳改正案の十三情報はこれです。私たちには、あの審議のときには四情報としか伝わっていなかった。マスコミの皆さんにも四情報と、あるいはこれは与党の皆さんにもそうではなかったか。私たち、随分議論をしました。 こういう情報をコンピューターで管理をすれば、必ずコンピューターから外に出てしまう、そのときにどんな被害が起こるのか。
国旗・国歌を政争の具として用い、自自公の流れの中で、本法案を含め、いわゆる盗聴法案や、国民全員がそれぞれ番号を持つ住民基本台帳改正案など、十分な議論もなしに通されようとしております。国家の管理がますます強まりそうな勢いで、個人の生活が窒息してしまいそうな不気味な気配が感じられるのです。
個人情報の保護に万全を期するため、速やかに所要の措置をすると政府に求めておりますが、総理は個人情報保護法に関する法整備を含めたシステムを整えると申しましたが、それならば、まず包括的な個人情報保護法を制定して、それを待って改めて住民基本台帳改正案を議論するのが論理的であります。これでも、さきに申しましたさまざまな疑念が解消したものでも何でもないと言える法案であります。