1997-03-18 第140回国会 衆議院 本会議 第18号
本案は、良質な住宅ストックの形成を図るため、従来の住宅金融公庫の金利区分を改め、一定の良質な既存住宅の購入及び優良な住宅改良工事について最優遇金利を適用する金利体系に改めるとともに、繰り上げ償還が急増する現下の金融情勢のもとにおいて、住宅金融公庫による安定した住宅資金の融通を確保するため、特別損失金による補給金の繰り延べ制度の改正を行い、あわせて余裕金の運用方法の拡大を図る等、所要の措置を講じようとするものであります
本案は、良質な住宅ストックの形成を図るため、従来の住宅金融公庫の金利区分を改め、一定の良質な既存住宅の購入及び優良な住宅改良工事について最優遇金利を適用する金利体系に改めるとともに、繰り上げ償還が急増する現下の金融情勢のもとにおいて、住宅金融公庫による安定した住宅資金の融通を確保するため、特別損失金による補給金の繰り延べ制度の改正を行い、あわせて余裕金の運用方法の拡大を図る等、所要の措置を講じようとするものであります
あるいはまた、高齢者や障害者の同居住宅改良工事増設融資などについても金額の引き上げが図られたというようなことについては私どもは評価するところでございますけれども、それでは、これら住宅が従来以上に景気を引っ張っていくことになるのかどうかということになると、土地対策も含めまして非常に懸念を持たざるを得ないわけでございます。
御質問によりますと、五十万円だけでこれらの工事をどれだけできるのかということでございますが、住宅改良貸し付けにおきましては、高齢者あるいは身体障害者用の設備設置のみを目的とする住宅改良工事におきましても、この六百六十万円全額を利用できるわけでございまして、私どもといたしましては、相当の融資額を確保しているのではないかというふうに考えているところでございます。
このため、公営住宅におきましては、高齢者や障害者向け住宅の供給及び優先入居、既設住宅を高齢者等に配慮した構造、設備に改造する場合の費用の補助、あるいはまた住宅金融公庫におきましては、高齢者、身体障害者用設備設置工事及び住宅改良工事等に対する割り増し貸し付け等を実施しておるところでございます。
それから、住宅金融公庫融資につきましても、高齢者向けの住宅改良工事に対する割り増し貸付制度というのが今年度初めてできましたので、今までお住まいの方が、そういう高齢者向けの住宅に改良していくという場合の割り増し融資制度が新たにでき上がったわけでございます。今後とも積極的に展開してまいりたいと考えております。
それから公庫融資につきましても、高齢者向けの住宅改良工事に対する割り増し貸付制度が新たに設けられましたほか、その他の割り増し貸付額の増額等が講じられているところでございます。
それから金融公庫融資につきまして、一つは今までは新規の住宅の建設に際して割り増し貸し付けというのがあったわけでございますが、住宅改良工事設備やそれから若干増築をする、あるいは中の仕様を直すというような場合につきまして、割り増し貸し付けを新しい制度を設けることをお願いしてございます。通常、四百七十万円の融資に対しましてプラス五十万円ということでお願いをしてございます。
一般に住宅改良工事につきましては、木造で最高二百五十万までの融資があるわけでございますから、これに断熱構造を伴う場合には十万上乗せをするということで実施を図っていくというのが昨年の施策でございまして、さらに五十四年度、本年度からは新築につきましても断熱構造、いわゆる壁等の断熱構造、これにつきましては十万円の上乗せ、それからさらに寒冷地におきまして開口部、窓の二重サッシでございますとか複層ガラス、こういうものを
なお、さらに住宅改良工事について少し詳しく申し上げますと、工事の実施に当たりましては、公団は従来から毎年、工事の内容とか条件等につきまして事前に十分説明をいたしまして、また希望のあった方々に対しましては改良工事を実施した後に家賃等の変更契約をするわけでございます。