1954-03-18 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第24号
現行貨物運賃は、昭和二十七年一月から約十箇月の間等級改正を議題とせられまして、業界、われわれのアソシエーシヨンからも代表が出ましていろいろ審議せられた結果、ベース・アツプに伴つて運賃の一割値上げ、これと二つあわせて国会を通つたのでございます。この成立の過程におきましてはいろいろの段階がありまして、ずいぶん難航をきわめたことは当局も御承知の通りであります。
現行貨物運賃は、昭和二十七年一月から約十箇月の間等級改正を議題とせられまして、業界、われわれのアソシエーシヨンからも代表が出ましていろいろ審議せられた結果、ベース・アツプに伴つて運賃の一割値上げ、これと二つあわせて国会を通つたのでございます。この成立の過程におきましてはいろいろの段階がありまして、ずいぶん難航をきわめたことは当局も御承知の通りであります。
これでは経済事情の変化に従いまして、殊に荷主なり、或いは他に競争業者の立場もありますが、又公益の立場から申すならば、運輸大臣と申しますか、こういう方面の利害関係人からも、経済事情の著しい変化に伴つて運賃の是正をさす機会を与えなくては両方の立場が均衡がとれません。そこでこの点を新らしく挿入いたしまして、変更し得る機会を与えることにいたしたのであります。
終戰後においても數囘物價の引上げに伴つて運賃の改訂がなされたのですが、物價政策の建前からその都度大幅に抑制を加えられてまいつた關係がございます。