1988-05-11 第112回国会 衆議院 商工委員会 第12号
しかし、需要動向も一方におきまして拡大しておりますので、需要に見合った生産という観点から現在、先ほどちょっと御紹介いたしましたが、産構法で休廃止した一部の休止設備につきましては稼働しているという面がございます。しかし、全体の需給バランスからいきますと、それに対しましてはむしろいい方向に働くというふうに、私ども当面見ているわけでございます。
しかし、需要動向も一方におきまして拡大しておりますので、需要に見合った生産という観点から現在、先ほどちょっと御紹介いたしましたが、産構法で休廃止した一部の休止設備につきましては稼働しているという面がございます。しかし、全体の需給バランスからいきますと、それに対しましてはむしろいい方向に働くというふうに、私ども当面見ているわけでございます。
確かに一部の対象業種の中には、休止設備の稼働を考えるというような事態が生じておりますので、そういう点から先生の御懸念も出ているのかと思いますが、たまたまこれは一時的な状況、国内、国外双方の状況から、むしろ当初予想した以上の設備を稼働させなければ価格が上がる、そういうような問題が生じたための対応措置ということになるのだろうと思いますし、むしろ長期的な問題として、そういう状況に甘えてということでは恐らく
したがいまして、現在の石油化学産業は、その過程、プロセスにつきましては十分認識をしているわけでございまして、今回御指摘のように、産構法下の指定の解除以降、一部の休止設備につきましてそれの再稼働の動きがございます。
なお、全体の保安管理体制につきましては、既に会社に対しましてガスの密閉管理体制の確立、長期休止設備再運転時の手続、手順の見直し、機電関係作業の管理体制の確立等の措置をとらせているところでございます。今後、今回の災害の原因が明確になった段階で、なお保安管理体制の改善を含めまして、さらに所要の対策を検討してまいりたいと思っております。
またアルミ等については、先ほど申し上げました備蓄のほかに工場の休止、設備の休止を予定しておりますものにつきましてしばらくそれを取りやめて生産を行うというようなこともやってきておるわけでございまして、私どもとしてはそういうような個別の対策を個別の事情に即してその都度やっていくということでございまして、これは従来からやってきた線を堅持してまた続けていこうということにしております。
したがって、いわゆる国内、まだそこまで私はいっていると思いませんが、国内の需給要因というふうなことで、いわば供給の方が需要に追いつかぬというふうなことがたまに出れば、これは基本計画を直す以外にありませんけれども、臨時的にはそういう場合に休止設備を動かして、できるだけ物価の価格上昇ということにならぬような、そういう点の機動的な処理は必要という時期があるとは思っております。
いわゆる稼動設備でない休止設備におきましても、それが妥当な準備の限度でございまするならば、これを評価額に加算することを認めるという趣旨でございます。
○政府委員(中川哲郎君) 電気事業の会計規定におきまして、稼働設備と休止設備と分けてございます。稼働設備は原則として当然有効な資産の価値判断の対象になるものでございまするが、休止設備は現実には電気事業の用に供していないわけでございますが、その休止の趣旨が妥当な事業運営を全うする上の必要な準備の限度でありまするならば、これを更に原価にも見ようと、こういう趣旨であります。