1979-02-27 第87回国会 衆議院 法務委員会 第3号
同訴訟をきっかけにそれまでの四大公害裁判などのように金銭賠償を求める訴訟から一歩進んで、北電伊達火力発電所建設差し止め、近鉄藤井寺球場のナイター用改装工事差し止め、四国電力伊方原発の建設差し止め——などの「差し止め訴訟」が相次いだ。
同訴訟をきっかけにそれまでの四大公害裁判などのように金銭賠償を求める訴訟から一歩進んで、北電伊達火力発電所建設差し止め、近鉄藤井寺球場のナイター用改装工事差し止め、四国電力伊方原発の建設差し止め——などの「差し止め訴訟」が相次いだ。
北海道電力が昨年六月、伊達市長和にある伊達火力発電所建設予定地へ不本意ながら機動隊員の出動を要請、道路にすわり込んだ地元の反対派住民等を実力で排除する間に着工したのは、まだ記憶に新しいところであります。
こういうようなことが伊達火力発電所建設にあたって——まだ火力発電所は動いているわけじゃない、もちろん。工事の段階でこういう汚染がもう表面化している。その上、赤潮も発生したという現実もあるわけです。あるいは、ホタテガイの稚貝が一部で全滅したというような点もあるわけですが、こういう点、通産省はどういうふうにわかっていますか。
二十二日は、北海道伊達市役所において北海道及び伊達市当局から伊達火力発電所建設についての概況等の説明を聴取した後、伊達火力反対連絡会及び伊達商工会議所代表から、それぞれ陳情を受け、引き続き火力発電所建設現場を視察いたしました。
すでに長官も御承知のとおりに、環境が破壊されるからということで地元住民から建設中止を求める環境訴訟が出されておるわけでありまして、その伊達火力発電所建設については、北海道電力はついに十四日午前五時に道警機動隊を導入して強行着工をはかったのでありまして、これはいろいろな意味できわめて重要な問題をはらんでおるのであります。
いろいろ住民の方とも話し合いをして、お話も聞いてまいったわけでありますが、あそこの伊達火力発電所建設に伴う公害防止協定、これはどのようになっておりますか。
これに北海道の高級官僚が、道議会での強行採決が訴訟問題にまで発展している伊達火力発電所建設問題のような混乱を避け、今後は道民のコンセンサスを得た上で電源開発を進めたいとの基本方針をまとめた。なぜまだ火力が建っていないのに、伊達の場合に——今後立地条件については煮詰めていく。人々には被害が起こらないところ、産業に被害が起こらないところ、こういうところをさがしていくと言っているのです。
伊達の漁協のほうはことしの五月の三十日だったか三十一日だったか、漁業権一部放棄によって伊達火力発電所建設を認める三分の一、四十三票でしたか。そうすると伊達漁協の漁民は伊達火力に賛成なんだという結論は当然容易に引き出せると思うのです。しかし実は伊達漁協の就業人口を見ますと非常に老齢化しておりまして、その方々はもう漁業をやめたい。
いまの農薬問題にしてもそうですし、それから先ほど大矢委員長が質問された北海道の伊達火力発電所建設問題にしてもそうですし、それから志布志の開発、県の原案が発表になったというような点についてもそうなんですが、特に私が指摘したいことは、私たちが現地へまいりますと、若い農家の方、あるいは漁民の若い方も年とった方も含めて、そうした方々がとにかく北海道の伊達地方なら伊達地方において、あるいは鹿児島県の志布志湾において