2015-07-29 第189回国会 衆議院 法務委員会 第33号
資料四に挙げておきましたけれども、処分を決定した当時の伊藤検事総長が、退任後、不起訴にした理由をおとぎ話にかこつけて語ったものであります。 その翌年、八八年九月、私と家族三人は国家賠償裁判を提起いたしました。
資料四に挙げておきましたけれども、処分を決定した当時の伊藤検事総長が、退任後、不起訴にした理由をおとぎ話にかこつけて語ったものであります。 その翌年、八八年九月、私と家族三人は国家賠償裁判を提起いたしました。
実は、このとき調べに当たった伊藤検事総長が有名な「秋霜烈日」という本を書かれていまして、このことを振り返っていらっしゃるんですね。 「売春汚職の捜査においては、初期からしばしば重要な事項が読売新聞に抜け、捜査官一同は、上司から疑われているような気がして、重苦しい空気であった。そのうち読売新聞に抜ける情報は、どれも赤煉瓦(法務省)へ報告したものであることがわかってきた。
刑事局長に一言今の点に絡んで伺いたいのですが、有名な伊藤検事総長の回想録の中に、おとぎ話に例えた箇所が緒方事件に絡んで出てきます、この委員会でもたびたび紹介したので省きますけれども。
そして、過去十人の中で唯一、総長を終わられて二カ月後に亡くなられた、「巨悪は眠らせない」という伊藤検事総長だけは、どこにも勤められずにそのまま鬼籍に入られた。江幡さんは、これはある事件の新聞報道で出てきたのですけれども、日興証券、三菱電機の顧問。そして安原さんは、もう亡くなられておりますが、神戸製鋼、阪急電鉄の監査役をやられ、そして住友銀行の顧問。
伊藤検事総長が回想録を書かれて、有名な本ですけれども、おとぎ話という例え話に例えて、こんな文章があるのですね。 その国の警察は、清潔かつ能率的であるが、 指導者が若いせいか、大義のためには小事にこ だわらぬといった空気がある。
当時の伊藤検事総長の回想録を読むと、二度とこういうことがあってはならないということを書いてあります。もう金輪際こういうことは警察としてしない、そして、そういうことで起訴猶予というような決着になったというふうに聞いていますけれども、今の警察の御説明で、法務省の方は問題がないというふうにお考えなのかどうか、確かめたいと思います。刑事局長、お願いします。
そして、亡くなった伊藤検事総長はこう言っております。 わが国でも、かりに警察や自衛隊というような大きな実力部隊を持つ組織が組織的な犯罪を犯したような場合に、検察は、これと対決して、犯罪処罰の目的を果たすことができるかどうか、怪しいとしなければならない。そんなときにも、検察の力の限界が見えるであろう。 「検察の限界」というのは、言葉をかえれば、正義の限界ということであろうかと思います。
小林進代議士は大変正義感が強うございまして、私が大変私淑をしておった先輩でございますが、伊藤検事総長にもお会いをしておられるようでございます。平和相互のことについても、強い捜査の要請をしておられたようであります。必ずやりますから見ておってくださいというお話だったということなんであります。
そこでまず、私も検察の動向を見ておりまして、伊藤検事総長が総長になられるときでございましたでしょうか、巨悪は逃さない、悪いことをしたやつは逃さない、こういうような大変な決意で、国民はそれに期待をいたしました。不幸にいたしまして病魔に侵されまして、静養なさいました。そして病院から出てこられました。そのとき記者会見をなさったわけであります。
伊藤検事総長はかつて、巨悪は眠らせないということでロッキード事件等についても毅然とした 態度で捜査を行われたわけであります。本件についても、今、諫山委員から要請しましたように、検察庁の毅然たる捜査と厳正な処断が要求されるわけでありますが、東京地検がこれを受理されて、東京と現地といえばかなり距離があって、捜査を迅速にやる上ではなかなか事務的には大変だというようにも予測されるわけです。
これは二十七日というと一月でしょうかね、法務省で開かれました会同で、まず遠藤法務大臣が訓示なさいまして、伊藤検事総長が訓示なさった。「「国民が検察に対して何を期待しているかとの視点で検察組織、運営を点検し、勇断をもって所要の改善を加えるべきだ」と検察組織の見直しを検討していることを表明した。」こう記事が出ております。昨年は司法修習生で三十四人しか検察官のなり手がいなかった。
伊藤検事総長がおっしゃいましたとおり、やはり何か問題があるのじゃないですか。決して検察に不満じゃないと思うのです。検察に情熱を持って入ってきた諸君だろうと思うのです。これが七十人もやめるなんというのは大変なことでございまして、そこに何かがあるのじゃなかろうか。何だろうかということは私もわかりません。
それから法務大臣にお聞きしますが、住友銀行内部の話によると、伊藤検事総長は堀田庄三住友銀行の前会長とじっこんだったそうでありますが、そういう事情があって特定利益を擁護するために今回かかる行動に出たのではないかという話を私は聞きますが、いかがですか。
かつて伊藤検事総長は巨悪を逃さないということをロッキード事件の際にも名言として言われましたけれども、検察のそういった正義感あふれる姿勢というのは私は当然正しいものだと、こう思うわけでありますが、今検察のそういった答弁を踏まえても、全面否定を本人がしているにもかかわらず、この問題について客観的に物事を判断するならば、事態の重大さは一層明白であります。
まず聞きたいのですが、いよいよ政界に波及してきたという今日の段階において、伊藤検事総長は、ロッキード事件の際ではありましたが、「巨悪は眠らせない」という名言を吐かれた。今も検察は、「巨悪は眠らせない」という、そういう決意で鋭意捜査を遂げておられると私は思うんです。
国民の検察に対する期待というものは、伊藤検事総長が常々言っていますように、巨悪を眠らせない検察、それに期待しているわけですね。今回の捜査に照らして総長が言うところの巨悪とは、職務権限だとかいろいろな壁がありますが、それを狭く狭く解釈することじゃなくて、国民が納得する結論を導き出すことだと思うのですね。巨悪を眠らせないということは、そういうことを言うのじゃないのか。その辺についてはいかがでしょうか。
○丸谷金保君 これはマスコミのいろんなのにたくさん出ているんですが、検察庁の伊藤検事総長と、伊坂さんという、この間やめた平相の監査役、これが一緒に地検に勤めておった。一期先輩後輩の関係にあるそうですけれども、こういうことでこの問題に深く入れないんじゃないかというふうなことを書いてあるのもあるんですが、まさかそんなことはないと思うが、どうなんですか。
伊藤検事総長は巨悪は眠らせないと胸を張ったんですが、これは信頼していいんですか。
従いまして、検事総長、あるいはその他の検察庁の検察官というものは、これは検察事務の責任者でありまして、法律解釈につきます責任者ではございませんから私は伊藤検事総長の解釈をただしたことはございません。