伊良湖水道も、先ほど車のお話がありましたけれども、愛知県の伊勢湾の入り口ですが、こちらも巨大船の通航は大幅にふえております。 一方で、右側の八つの航路が瀬戸内海にかかわる航路でございますけれども、こちらは減少ないしは頭打ちという状況でございます。今世界で船の大型化が進んでいる中で、瀬戸内海におきましては船の利用、通航が減っているというのが見てとれます。
また、伊勢湾伊良湖水道航路は二万一千百六十一隻となっておりまして、そのうち危険物積載船は約二割となっております。また、大阪湾の明石海峡航路は一万二千五百九十三隻となっておりまして、そのうち危険物積載船は約三割となっております。
ただいまお話のございました渥美半島横断運河の水質浄化効果に対してでございますが、この調査は、昭和四十年代後半の三河湾臨海工業開発に合わせまして、一万五千トン級の船が伊良湖水道を通過しないで直接三河港に入港できる運河構想として、昭和四十六年から五十年ごろに愛知県で検討されたものであり、運河開削による水質浄化効果についても若干の検討がなされたと聞いております。
これを他の海上交通安全法の航路設定海域と比較してまいりますと、例えば浦賀水道では六百隻ないし七百隻ぐらい、それから伊良湖水道が約千三百隻ぐらい、明石海峡が千隻ぐらい。こういうように海上交通安全法で規定されておりますほかの航路設定海域に比べますと、釣島水道における船舶航行隻数というのはかなり少ないのではないかというふうに考えております。
これを拝見をいたしますと、伊良湖水道、これは最近も通航隻数が伸びておるようでございますが、浦賀水道、明石海峡、備讃瀬戸東部、備讃瀬戸西部、来島海峡、いずれも通航隻数が減少ぎみでございます。この原因は、特に外航船舶につきましては、我が国の素材産業が次第に低迷をしていて、産業構造の改革をやっている。石油も省エネが進んでタンカー等の出入りが少なくなったのではないか。
例えば浦賀水道、伊良湖水道、明石海峡、備讃瀬戸東部あるいは備讃瀬戸西部、来島海峡、こういう狭隘な海路がたくさんあるのですが、その中で明石海峡というのは航行する船の数が一番多いところなんですね。例の浦賀水道の二倍以上です、航行船舶は。ところが、その狭い明石海峡に今、本四連絡橋公団が明石海峡の架設工事を始めているわけです。
今後、この東京湾に限らず、明石海峡あるいは伊良湖水道など狭水道、これにおける航行安全対策、これが進められなければならないと思うわけです。今回起きた事故の重大さを考え、あるいはこの種の事故が再び発生しないために、虚心に事故発生後の反省を十分に尽くすことが今回の犠牲者の冥福を祈る道である、このように思います。 今後の航行安全対策をどのように進めていかれるおつもりか、御所見を伺いたい次第でございます。
それから、ほかの内湾でございますけれども、東京湾とかあるいは伊勢湾につきましては、瀬戸内海のような二百四十キロなんという狭水道ではございませんで、端的に言いますと、東京湾の入り口の浦賀水道、伊勢湾の入り口の伊良湖水道が難所でございますけれども、距離は短いわけでございますので、瀬戸内海はもうスケールが違うという点で、備讃瀬戸なんか、私、巡視船に乗っておりましても、通るのは本当にいやな狭水道でございます
もちろん伊良湖水道も千メーターの幅しかございませんので、私はやはり、あそこを二十万トンが通るのは無理だと思います。数字から言いますと、旋回圏というのが十万トンが七百メーター、二十万トンで千メーターちょうど要るわけです。ぎりぎりですね。だから、二十万トンといいましても、いまは二十七万トンというようなタンカーが多うございますから、これはやはり非常に問題があると思います。
また、大阪湾、大阪港あるいは明石海峡、それに伊勢湾に入ります伊良湖水道、こういったところも、備讃−水島に次ぐ船舶のふくそうし、あるいは危険な海域であろう、そのように考えております。
○説明員(小池力君) 中山水道の現状でございますが、先生御指摘のとおり、中山水道は伊良湖水道から分岐いたしまして渥美湾内の諸港へ出入りいたします船舶の航路となるものでございます。現状の航路の通航量の問題でございますが、昭和四十八年の八月に五日間の実態調査をやりましたところ、一般船舶が一日平均にいたしまして四十五隻、それから漁船が百六十八隻というような交通量になってございます。
最近五年間の動向を見ましても、昭和四十六年十一月三十日には、新潟におきましてリベリアのタンカー船の有名なジュリアナ号が座礁して、四十七年七月には、愛知県伊良湖水道におきまして同じくリベリア船のグランドフェア号が衝突をしている。四十八年一月になりますと、水島におきましてリベリアのタンカーが座礁しておりますし、四十九年の十一月には、東京湾でこれまたリベリア船が第十雄洋丸と衝突をしておる。
○太田委員 先ほど海運局長に伺いましたらば、LP船といえども現実には船主保険に入っているから、それは保険そのものには心配ない、言うなら、有責な、責任のある事故が起きたときには賠償の能力があるということでありますが、とにかく伊良湖水道というのは天下有数な危険な水道でありますから、そこにあれもこれもと押し込んでくるという態勢や考え方というものは、それはいま通産省で安定した基地をつくりたいということで当てはまるかどうか
そうすると、その中で危惧されておるように師崎水道とか伊良湖水道というところには漁船がひしめいていて、そこに大型タンカーが通るのは非常に危ないなということやら、それからもう一つは、瀬戸内海等において、これは陸上の事業所とか生活排水の結果でありましょうが、非常に汚染をされたりあるいは赤潮が発生をしたりという現実を見て、汚染防止対策とか海上の交通安全対策というものについては、やはりタンカー時代に備えて徹底的
〔委員長退席、増岡委員長代理着席〕 それから、保安庁にお尋ねをいたしますけれども、この前、いつでございましたか、当委員会におきまして、伊勢湾の入り口の師崎水道、伊良湖水道は非常に狭いから、そこにおいては大型船は行き違いをさせないという方針だということを、たしか警備救難部長ですかがおっしゃったと思うのでありますが、その方針は確定いたしましたか。
○石田(幸)委員 まず、伊良湖水道の問題については、これは運輸省としてはもう一遍あそこを掘るということなんですが、この問題については本当に慎重に検討してもらいたいと思いますね。現実に事故が起きておるわけですからね。
伊良湖水道においてももちろん同じでございます。通常の場合ですと、狭水道ではそういう大型船の行き会いということは管制をしなければ往々にして起こり得るということは十分に考えられます。
○薗村説明員 私、実は、長官に就任いたしましてすぐ、いま先生からお話のございました伊良湖水道の航行安全は大変重要なことだと思いましたので、去る六日の日に鳥羽から渥美半島まで渡ってまいりましたが、実は、遺憾ながら時間の都合がございましたのでどうしても師崎水道までは伺うことができませんでした。
あんな狭い伊良湖水道あたりに四万トン級のタンカーを走らせるなんというだれが考えても無謀なことを許可する方が間違っているし、そんなものをつくらせるということが大体間違っておる。しかも、かくすればかくなるということがはっきりしておる。すなわち、あんな狭いところ、特にあそこは観光地であり、小さな漁船が群がって釣り糸をたれたり、小さな網を流したりしているところでございます。
なぜこういうことを聞かなければならないかと申しますと、この伊良湖水道、ここは御案内のとおり、篠島、日間賀島、佐久島と小さな島が並んでおります。その上、なおその先には伊勢の神島という島がございまして、いままでも常に海難の事故が起きがちのところでございます。
たとえば過去の事例につきましても、昭和四十八年五月三日の伊良湖水道における日聖丸の事故でございますが、これは総トン数が七百九十一トン、流出した重油がC重油で九百キロリットル、このときの漁業被害が一億六千万円、防除の費用は三億円、合計四億六千万円。一方四十六年の十一月三十日の新潟のジュリアナ号事件、これは一万一千六百八十四トンの船舶で、原油が七千二百キロリットル流出しました。
○政府委員(隅健三君) 外国船が狭水道あるいはふくそうする海域を航行する場合、特に東京湾の浦賀水道、それから瀬戸内海の明石海峡、それから伊勢湾の伊良湖水道を通りますときには、海上保安庁といたしましては、代理店あるいはその荷主関係のところ、あるいはオペレーターの方を通しまして、水先人を乗せるように行政指導をいたしております。
ところが、いずれも浦賀水道い伊良湖水道、備讃瀬戸は大型船の通航にはもう適さないのであります。東京湾の入り口で一たん二十万トンタンカーが事故を起こしましたら、東京湾は麻痺であります。内湾防災法を制定すべきであります。一番重要なことは、港の中でしかパイロットは働かないという制度の欠陥であります。全国の港湾に入ってくる七割は外国船であります。
たとえば伊良湖水道は千メーターしかございません。マンモスタンカーがかじを一ぱい切って他船をよけるためには旋回圏が必要です。この旋回圏がちょうど千メーター必要なんです。伊良湖水道はその千メーターしかないのです。そういうところへ入ってくるタンカーの七割が外国船であります。ある外国タンカーの地図を見ると、千葉県をアワノクニと書いてあったそうであります。そんな古いチャートを持って入ってきている。
○岡田(哲)委員 私、非常に石油の備蓄については重大な関心を持っているのでありますが、最近水島の石油流出、四日市のタンクの火災、また昨年の秋には東京湾の中ノ瀬航路付近における大型LPGタンカーの貨物船との衝突事故、さらに四十八年などでは伊良湖水道で西ドイツの貨物船とタンカーが衝突いたしまして沈没をし、しかも沈没をした船から重油が長期にわたって流出をする、こういうようないろいろな事故を経験をしているわけであります