2003-07-23 第156回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
次に、伊ケ谷地区において、泥流被害のあった谷筋を視察いたしました。 その後、泥流による道路被害により島内に五カ所設置されている仮橋の一つである空栗仮橋を車中から視察した後、雄山の中腹にある村営牧場に向かいました。 村営牧場のあたりは大量の降灰で埋まった黒い地面が広がり、周囲の樹木は白く立ち枯れており、荒涼とした風景でありました。
次に、伊ケ谷地区において、泥流被害のあった谷筋を視察いたしました。 その後、泥流による道路被害により島内に五カ所設置されている仮橋の一つである空栗仮橋を車中から視察した後、雄山の中腹にある村営牧場に向かいました。 村営牧場のあたりは大量の降灰で埋まった黒い地面が広がり、周囲の樹木は白く立ち枯れており、荒涼とした風景でありました。
島の北西部の伊ケ谷地区においては林道の決壊の状況を見た後、島の北部の神着地区の勤労福祉会館で、脱硫装置設置の作業員宿舎、いわゆるクリーンハウスを視察しました。この場所には現在百六十人の方が宿泊しておりますが、同様の機能を有するクリーンハウスは島全体で八カ所あり、収容人数は現在二百八十人であります。 神着地区では、軒まで泥流に埋もれた家屋を視察し、被害の実態は予想以上のものでありました。
ここ伊ケ谷地区では、体育館を中心に現在三百六十二人が避難生活を続けており、入浴も洗濯も満足にできない不自由な生活を強いられております。ちょうど調査団が訪れた十七日にようやく炊事場、浴場などの施設ができ上がったということであります。当面は応急仮設住宅の建設を急ぐ必要がありますが、神着地区に建設を予定している五十戸分は、内装と給排水等を残しており、今月中には入居できる見込みであります。
こういたしますと、神着、伊豆、伊ケ谷地区は給水できるようになります。しかし、流れが一部逆になるものですから圧力のぐあいが変わる。
また、現地のその後の模様でございますが、せっかくそれだけの人が帰られても、避難所に充てられた小学校その他のその後の状態がどうだかということも心配いたしたのでありますが、先ほどお話がありました伊ケ谷地区を除きまして、ほとんど大半の家族は御自分の住宅へ帰っておられます。従って、学校再開には差しつかえないというふうに考えております。
そこで、現在まで館山に避難しておりました伊ケ谷地区出身の方々は、その避難所に合流するということになるわけでございます。従いまして、これは百三十名が大体三倍近くの人員になるのではなかろうかと考えております。
○角屋委員 三宅島の当面の問題に再び返りまして、先ほど災害救助法の関係の問題で厚生省からお話がありましたが、伊ケ谷地区の今集団避難をしておるところ、あそこのがけの下にある漁港あるいは漁村、こういうところが、地震等の関係で非帯に危険地域であるので、従って、これはまだ災害救助法の発動を適用していかなければならぬ、こういうお話があったわけであります。