1956-04-02 第24回国会 衆議院 国土総合開発特別委員会 第15号
すなわち復金におきましては、大蔵次官を委員長とする復興金融委員会が設けられ、この委員会において、融資方針の決定、大口融資の承認が行われたのでありますが、そのために復金自体の自主性を失い、ついに復金は後日批判の的となつた巨額の企業赤字金融を結果する原因となつたのであります。
すなわち復金におきましては、大蔵次官を委員長とする復興金融委員会が設けられ、この委員会において、融資方針の決定、大口融資の承認が行われたのでありますが、そのために復金自体の自主性を失い、ついに復金は後日批判の的となつた巨額の企業赤字金融を結果する原因となつたのであります。
結局先程から賃金企業赤字金融の問題も出ておりましたけれども、物の方が殖えておりませんのに、資金が出ますれば、物價を引上げるだけのことになりまして、貰つた者の方の効用もございませんし、インフレーシヨンがその都度段階を高めていくという状態になるので、政府の財政の赤字問題にいたしましても、金融機関の赤字、つまり企業を賄いますための赤字金融問題にしましてもその点にあるのであります。