1968-12-19 第60回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
独立採算制の確立とか、負担基準の明確化とか、赤字企業の再建などの措置がとられたわけですけれども、これらの法改正は地方公営企業制度調査会の答申をもとにしていることは御承知のとおりですけれども、私はこの答申そのものも企業経営本位だという姿勢を、もっともだということを、あまり賛成はしていないわけですが、それでもまだ答申は企業環境の整備とか、都市交通の一元化等にふれて、交通企業の成り立つようにその周辺の問題
独立採算制の確立とか、負担基準の明確化とか、赤字企業の再建などの措置がとられたわけですけれども、これらの法改正は地方公営企業制度調査会の答申をもとにしていることは御承知のとおりですけれども、私はこの答申そのものも企業経営本位だという姿勢を、もっともだということを、あまり賛成はしていないわけですが、それでもまだ答申は企業環境の整備とか、都市交通の一元化等にふれて、交通企業の成り立つようにその周辺の問題
この点が明確でないために、国立病院の実例などに照らして、将来企業経営本位になり、独算制に移されるのではないかとの疑いを持たざるを得ません。絶対に独算制にしないという保障がありますか。最近、国立病院に差額ベッドがふえていますが、それは国立療養所にも及んでおります。これをふやしていくのは、公費負担患者の収容を減らし、営利化に向かう印象を与えております。
それから、公社の内部組織をもっと企業経営本位にやれるように工夫をして、企業能率の増進をするように再編成をしなさいという趣旨の御答申がありましたが、これはなかなか大問題でございますので、部内でいろいろ検討をしておりますが、まだ結論を得るに至っておりません。