1993-03-26 第126回国会 参議院 労働委員会 第3号
そうしてみますと、本当に中小企業とい うのは今局長が言われたように確かに生産性も低いし、あるいはまた時間短縮を進めて、そして取引条件で大変阻害要因もありますし、困難な中で時間短縮をやっている企業というのは、私はこれをずっと見ていて大変だなというふうに思うんですが、その中でそれぞれ本当に苦労しているんですね。
そうしてみますと、本当に中小企業とい うのは今局長が言われたように確かに生産性も低いし、あるいはまた時間短縮を進めて、そして取引条件で大変阻害要因もありますし、困難な中で時間短縮をやっている企業というのは、私はこれをずっと見ていて大変だなというふうに思うんですが、その中でそれぞれ本当に苦労しているんですね。
むしろこういう再建資金というものは、い つ企業がどうなるかわからないという面があるわ けですから、事故など起こると中程度の企業とい うものは一ぺんに再建炭鉱に転落する、こういう 例が炭鉱の場合非常に多いわけです。そういう意 味で、私は、この再建資金についてはむしろ弾力 的に運用でき得ることを十分配慮すべきではない か。
今あなたがただ中小企業といつても、それがどの程度まで、どの範囲までを言うのかなかなかむずかしいので、あなたがおつしやられる中小企業という、その程度をちよつとお伺いいたしたい。
ことに中小企業といつても非常に範囲が広いために、一番底にある零細企業ということになりますと、これは労働者の生活と大してかわらない生活をしておる者ももちろん多いのでありまして、ことに大企業における組織労働者等に比べるならば、むしろその生活の状況が低い者もあるのであります。こういう面において、この生活水準あるいは消費水準を引下げるということは、実際にはまだなかなかできがたいことであります。
中小企業といつても不健全なものはしようがないかも知れませんが、中小企業なるが故に健全なるものでも潰れて行かなければならんということは、国家的にいつて私は由々しい問題だと思うのであります。そういう点において、必要に応じ善処するということでありますが、それについて至急にはつきりしたことをこの際お立てになる必要があると思うのであります。
中小企業といつても、選別融資を受けたり、企業の系列化が行われたり、軍需産業と関係があつたり、こういう中のずつと上の、実際は救済せんでもいいようなものを救済して、軍事的編成を進める役割がそこにちやんとあるということなんです。通産大臣は軍需大臣でもないし、国防大臣でもないのであつて、通産を進めればいいのだから、この点については通産大臣として遺憾の点があるに違いないと私は思う。
どうぞそういうような観点から、この資金の配分、そういう点についてはいわゆる中小企業といつても、大きいほうに金が余り流れるということについては、相当一つ運用面について御注意を願いたいと思つております。我々はこの中小企業と申しましても、どつちかというと、信用金庫さんと同じく割合に小口なものをやつている。
この関連からいたしますと、中小企業、大きな企業といつても、結局その裏におる株主に対する課税の関係でございますから、そこに区別する理由があるかないか。大きな会社であつても小さな株主がたくさんいるではないかというので、別な議論が出て来るのではないかというふうに思います。ただ、現在の法人税の制度がこれでよいのだろうか。それは何といつても現在の四二%の税率は、私も決して安い税率とは思つておりません。
それでこれをまあいろいろ意見を聞いて考えまする際に、一つの考えとしては労働委員会というものはその職業別に、そう企業といつても何百とある企業に一々こういう調停機関を置くというわけには行きませんが、併し大きい部門別にこういうものを設けたらどうかという意見もあるわけです。
ただ若干共通の問題も勿論ありますから、その場合には、やはりあらゆる点において別個にする必要もありませんけれども、従つて共通の問題は中小企業といつても、商業や工業も或いはサービス、運輸業等、すべてを含んだ中小企業の問題を取扱う。本当の精密に対策を進めて行く場合においては、商業と工業とを一応区別して対策を立てなければ効果の挙がる対策は出て来ない。私もさように思つております。
半期、四半期三十億程度の中小企業、中小企業といつても、その多くの金は中小企業の中でも大きい、いわゆる大企業に類するようなものに大部分が使われておる。ほとんど困つておる大多数の中小企業というものは、何ら金融の恩典に浴していない。これらの点から見ましても、政府の施策というものは、中小企業をより育成するための親切な手が何ら打たれていない。
○板野勝次君 私の特に強調したい点は、相当大きな中小企業……、といつても、上の水準のものはいいのですけれども、零細な業者というものは殆んど帳面というものは持つていないし、それから今のように非常に不景気になつて来ると殆んど仕事ができていない、こういう状態の中にあるので、零細な業者こそ真に税務署としては、懇切丁寧に納得の行くようなやり方でやつて貰いたいと思うのです。
これは同種のものを組織化するということ以外に、一つここで考えて頂きたいのは中小企業といつたも、いろいろのものがあるのではないか、機械工業といつたふうのものは、これは大工業との関連において下請組織といつたふうのもの、そういつたふうのものとの関連において一つの産業組織というものを形成しておるのではないか、それを單に中小企業だけを取出していろいろのことをやろうとしたところで、非常に困難な、却つて産業組織そのものの
中小企業の貿易方面ならば、尚更のこと、大企業の下に持つて行つて極めて有機的な下請工場的な仕事が振當てられるのでございますから、何も中小企業といつて限つて小さいものにして、何かその他に日本を擔ぐ程の大きな業態があるかのごとく、いわゆる財閥崇拝のような考えを持たしめることはよくない。