1978-06-02 第84回国会 衆議院 法務委員会 第27号
しかし、そこでまずお考え願いたいのは、弁護人はまず最初、大体の場合に選任されて、私選でついておられるあるいは国選でついておられるという状態がまず出発点にあるわけでございまして、もちろん任意弁護と申しますか、現在でも長期三年を超えないもの、たとえば先ほど申し上げました凶器準備集合などというもの、あれは弁護人がっかなくてもよろしいわけでありまして、ですから、四十四年以後の学生事件の場合には、裁判所は弁護人
しかし、そこでまずお考え願いたいのは、弁護人はまず最初、大体の場合に選任されて、私選でついておられるあるいは国選でついておられるという状態がまず出発点にあるわけでございまして、もちろん任意弁護と申しますか、現在でも長期三年を超えないもの、たとえば先ほど申し上げました凶器準備集合などというもの、あれは弁護人がっかなくてもよろしいわけでありまして、ですから、四十四年以後の学生事件の場合には、裁判所は弁護人
それから任意弁護事件にも一件ございまして、これもやはり破棄して差し戻したということであります。それは必要的弁護事件、任意弁護事件それぞれについて弁護人がいないのに裁判所で訴訟行為をし、判決したということについては、これは詳しく申し上げればいろいろございますが、要するに法律の解釈の違いということに帰するものと思われます。 以上、申し上げます。
それによって必要弁護あるいは任意弁護の有無を問わず国選弁護人を請求するかどうかその意思を確かめて、もし被告人のほうから、国選弁護人を頼みたいという請求がございますれば、これは日本弁護士連合会と裁判所の間の協議の結果、一応推薦を各弁護士会に原則としておまかせする形をとっておりますので、こういう被告人について国選弁護人の選任の請求があった旨、その対応する弁護士会に通知をいたすわけでございます。
○牧最高裁判所長官代理者 前回、国選弁護人のついた被告人のうち、必要弁護と任意弁護の割合ということでお尋ねがございました際に、必要弁護が非常に少ないのではなかろうかというふうに申し上げましたが、統計を正確に調べますと、大体地方裁判所で平均いたしまして八一・九%、簡易裁判所で平均いたしまして九二・五%が必要弁護事件でございますので、その点おわびして訂正さしていただきます。
あるいは任意弁護事件の場合には、選任がされている以上、弁護人が出てこられなくても、やむを得ない事情がある場合には進められるということで、弁護人不出頭のまま審理を進められた場合もございます。各裁判所によって対応のしかたがいろいろございますが、大体そういう三通りの事例が実際としては起こっておるようでございます。
それから任意弁護の場合では、請求がないときでも、裁判所が必要と認めれば付することができる。ことに、少年のような場合にはできるだけ付するようにいたすということになっております。
○牧最高裁判所長官代理者 必要弁護の事件が非常に少ないわけでございますので、先ほど数字として申し上げました国選弁護人は、ほとんどが任意弁護の場合に当たろうかと存じます。
東大事件では、若干放火事件等で必要的弁護事件がございまして、例の統一公判要求ということで、この必要的弁護事件をいかに進めるかということでかなり問題があったわけでございますが、これは結局このような必要的弁護の事件については東大弁護団の弁護人の方も審理に出てきて審理に応ずるというような方針をとられたということで、そのことはまず解決ができたわけでございますが、いわゆる必要的ではない任意弁護の事件におきまして