2011-11-29 第179回国会 参議院 法務委員会 第5号
ちなみに、平成十三年に出所した者で十年以内に再入所した者の割合は、累積で、仮釈放許可を受けた者で四二・八%、満期釈放者であった者で六三・三%となっているのに対しまして、五年以内に再び入所した者の割合は、それぞれ三五・一%、四二・八%となっており、出所後五年の間に相当の割合の者が刑務所に再び入っています。
ちなみに、平成十三年に出所した者で十年以内に再入所した者の割合は、累積で、仮釈放許可を受けた者で四二・八%、満期釈放者であった者で六三・三%となっているのに対しまして、五年以内に再び入所した者の割合は、それぞれ三五・一%、四二・八%となっており、出所後五年の間に相当の割合の者が刑務所に再び入っています。
委員会におきましては、更生保護の目的、更生保護における国の責務の果たし方、仮釈放の審理及び仮釈放許可基準の在り方、遵守事項の定め方及び不良措置適用の在り方、保護観察体制の強化、更生保護に対する国民の理解の促進等について質疑を行うとともに、参考人からの意見聴取が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
四 仮釈放等の判断が適切に行われるよう仮釈放許可基準の見直し等を進め、その審理に当たっては、被害者等の意見が適切に反映されるとともに、そのことによって仮釈放等がいたずらに消極化しないよう十分に配慮すること。また、受刑者本人の仮釈放等への関与の機会の拡大や仮釈放等取消措置前の告知聴聞の機会の保障について引き続き検討を進めること。
委員会におきましては、保護観察所事務の指導監督、仮釈放許可の基準及びその処理状況、明治百年記念恩赦の処理状況とその公正保持、地方更生保護委員会事務局の機構改革が事務局職員の待遇に及ぼす影響などについて、熱心な質疑応答がありましたが、その詳細は会議録に譲ることといたします。