2014-05-30 第186回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
少し話が飛びますが、いわゆる仮想水、農産物や畜産物をつくるに当たり水がどれぐらい必要なのかというものの数字をまたざっと言いますと、小麦や大豆一キログラムをつくるのに水が約二トン、牛肉一キロをつくるために水が約二十トン、米は約三・六トンの水が一キロに対して必要になります。つまり、農作物や畜産物を生産するに当たり、大量の水を必要としております。
少し話が飛びますが、いわゆる仮想水、農産物や畜産物をつくるに当たり水がどれぐらい必要なのかというものの数字をまたざっと言いますと、小麦や大豆一キログラムをつくるのに水が約二トン、牛肉一キロをつくるために水が約二十トン、米は約三・六トンの水が一キロに対して必要になります。つまり、農作物や畜産物を生産するに当たり、大量の水を必要としております。
仮想水という、バーチャルウオーターということ、またきっと河川局長は御存じだと思いますけれども、バーチャルウオーター、これが小麦を一キロ作るのに二トン要るんですよ。米は一キロ作るのに三トン要るんですよ。牛肉は一キロ作るのに十トン要るんですよ。このバーチャルウオーター、言わば日本で取れます要するに食料の穀物五品目プラス畜産プラス工業用水を全部入れると六百四十億トン今必要なんですよ。
で、輸入に伴う仮想水の輸入量、輸入食品となって一緒に来ているという仮想水の輸入量が六百四十億立方メートルとこういうことで、輸入している方が多いわけですよ。当然ですよ、六〇%ですからね。そういうふうな状況にあります。 こういったような状況をとらえて、私は、まず日本がやるべきことは、食料自給率一〇〇%を目指して頑張っていくと、こういうことだと思います。
つまり、日本は世界で最大の仮想水の輸入国となっているわけです。 それから、現在の政権では、食料自給率四〇から五〇%、一〇%上げるための水の資源、必要な資源量、約百六十億トンと言われております。この量は大体、日本人が一年間に使う生活用水量と同じなんですね。しかし、農業ですから、使うときと使わないときがありますので、どこかでためておかなければいけないと。
これらの農産物をつくるのに必要な水を仮想水と呼びますけれども、我が国は仮想水換算で六百四十億トンもの膨大な量を輸入していることになります。世界では、農業用水を初めとする過剰取水による自然環境、生態系への影響も指摘されております。このような状況を考えれば、地球全体の環境保全の観点からも、農産物自給率向上に一層努力すべきと考えます。 本年四月から、一連の農政改革が実施に移されます。
先ほど大臣の方からバーチャルウオーターという言葉が出ましたけれども、日本語で仮想水、この仮想水ということですが、平成十六年度版の食料・農業・農村の動向の報告書の中にコラム記事として載っておりましたが、まずこの仮想水量、これは東大の生産技術研究所の助教授の沖先生が研究されているそうですが、この仮想水量、バーチャルウオーターというのはどういう考えなのか、改めて説明いただけますか。
水ですね、日本語に訳すと仮想水という訳だそうでございますが、水量ベースで自給率がどうなるのかという発想がございます。 前の世界銀行の副総裁イスマイル・セラゲルディンという人が、二十一世紀は水をめぐる争いの世紀になるだろうと言ったそうでございます。地球の温暖化あるいは異常気象、こういったもので、今世界の水不足というのが非常に懸念されております。
そして、我が国の水問題も、近年、地球環境の異変に見られるように、降水量は年々減少傾向にあったりでありますとか、そして間接水、先ほどの仮想水の輸入の問題もございます。水はこんなに豊かなのに、さらに水資源の半分を海外に依存しているのが実態であります。貧富の差は非常に水におきましても拡大しております。
例えば、ミネラルウオーターの輸入量は爆発的に増加しておりますし、そして、輸入する農産物また工業製品に、この製造に伴ういわゆる仮想水、バーチャルウオーターの輸入量は、国内の水使用量を凌駕する勢いであります。