1947-08-08 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第7号
○小島委員 そういたしますると、これを封印なすつたときには、正式に判事の令状か何かをおもちになつて封印なさつたのでしようか。
○小島委員 そういたしますると、これを封印なすつたときには、正式に判事の令状か何かをおもちになつて封印なさつたのでしようか。
憲法第三十五條によりますと、何人も日本の國民は、隱退藏物資をもつておるものも、あるいは不正な物をもつておるものでも、だれでもいい、その住居に侵入されたり、あるいはその帳簿を調査されたり、あるいはまたその持物を檢索されたり、そういうことは權限ある司法官の令状をもたなければできないことは自明の理である。これに反した法律をつくつても無效なんです。
そのロシヤ大使は英國の商人に三百ポンドの借金がありましたので——これはあまり感心したことではありませんが、借金がありましたので、執達吏が裁判所の令状に基いてなしたのであります。がしかしながら、大使は直ちに釋放されたのであります。
簡易裁判所は御承知のように刑事訴訟法の應急措置法に基く令状を発布することになつておりまして、警察との関係が非常に深いので、從つて警察署單位に置く。
○政府委員(奧野健一君) 簡易裁判所が、御承知のように、憲法におきましてすべて人権尊重の意味からいたしまして、裁判官の令状がなければ、身柄を拘束するというふうなことは全然できないことになつておりまして、從來のようなやり方とは非常に違つて参つたわけであります。