1992-04-23 第123回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
調査の内容といたしましては、日ごろの運転関係従事員の教育訓練の状況、列車運行の指揮命令系統や業務分担、安全に対する職員の意識、施設、車両の保守状況等一般的な事項、それから事故当日の要員配置とその行動、さらには出発信号の現示、事故列車の出発までの処置、特に代用閉塞方式を施行した模様でございまして、その施行の際の手続きの実施状況、それから列車の出発時刻、運転状況、信号保安システムの状況等、事故発生に至る
調査の内容といたしましては、日ごろの運転関係従事員の教育訓練の状況、列車運行の指揮命令系統や業務分担、安全に対する職員の意識、施設、車両の保守状況等一般的な事項、それから事故当日の要員配置とその行動、さらには出発信号の現示、事故列車の出発までの処置、特に代用閉塞方式を施行した模様でございまして、その施行の際の手続きの実施状況、それから列車の出発時刻、運転状況、信号保安システムの状況等、事故発生に至る
それから代用閉塞をとるときに、あるいはとったのかとらなかったのか、とろうとしたときにどんな行動をとったのか、こういうような事実関係の調査、これは主として人的な面のあれでございます。
この原因調査をいろいろやっていきますと、結局、代用閉塞と我々申しておりますけれども、赤信号のときに無理に出した、そのことについて個人の方の、お一人お一人の方の判断がよかったのかとか行動がよかったのかというようなあたりで、はっきり申しますと刑罰と直接触れてまいります、発表の仕方いかんによりましては。
やや具体的に申し上げますと、信楽高原鉄道の場合におきましては、運転関係従事員の教育訓練がきちっと行われていたかどうか、指揮命令系統がはっきりしていたのかとか、あるいは当日の要員配置とか、その人たちがどういう行動をとったかというようなこと、さらに事故列車が出発までに、特に信号がうまく出なかったということでございますので、代用閉塞というかわりの保安方式をとらなければいけないわけですが、それをきちんとやったかどうかというような
当日、信号がふぐあいが生じたということに対応いたしましていわゆる代用閉塞という方式をとったわけでございますが、そのときに、その手続が決まっておりますけれども、それを所定どおりやったかどうかということについてはかなりの心証を得ております。
ただ、推測が入りますけれども、一番大きな原因といいますか直接の原因というのは、信楽駅から赤信号であったときに異常時の代用閉塞方式をきちんとやらずに出ていった点、それが一番問題ではないかなという、推定でございますが、しております。 それからもう一つは、信号機が正常に作動していたかどうかという疑いがございます。
そのときに代用閉塞というのを当然やらなきゃいけないわけですが、そのときの手続といいましょうか、これに欠けるところがあったのではないかというのが一番大きな原因だと思います。
したがいまして、信号の現示に従い運転することとされておりますが、今御指摘のございましたように、信号機の故障、こういうような場合には代用閉塞方式の一種でございますところの指導通信式で運転されることになっているわけであります。 この指導通信式の実施に当たりましては、一つは、無人でございますところの小野谷信号場への閉塞取扱者の派遣がございます。
次に、第二点でございますが、信楽駅におきますところの代用閉塞方式、いわゆる信号が故障した場合に使うところの代用閉塞方式の一種でございます指導通信式の実施に関しましてマニュアルどおり、規程どおり実施されていない可能性があるなどの問題点が見受けられたのでございます。
○野沢太三君 とにかく、信号機が赤なのに出た、ここに一つ問題があるんですが、これは故障時にはよくあるということで代用閉塞という手続が決まっておるわけですけれども、この代用閉塞の取り扱いがどうも十分でなかったのではないかと思うんですが、この手順、手続についてちょっとお話をしていただきたいと思います。
鉄道安全輸送においては常用閉塞とか代用閉塞という基本がございますけれども、今先生御指摘のいろいろな事態の中で少しでも連携を密にしながら、情報交換しながら——列車無線がつけられなかったかという御指摘かと思いますけれども、先生の方も御指摘ございましたように、信楽線の中においてはJRの列車の搭載しております装置が周波数が合わないということで受信できなかったわけでありますが、我々といたしましては、本来のシステム
○山下(八)委員 今回の事故は信号機の故障かあるいは人為的ミスか、あるいはその両方がかみ合ったのか、いろいろと話されているわけでございますが、そういう中でこの事故が起きたわけですから、もうこのことでいろいろと申し上げてもこれ以上進まないわけでございますが、例えば信号機が故障した場合、今回の場合でいきますと代用閉塞方式をとる。これもマニュアルどおりにいかなかったということだと思うのです。
普通は常用閉塞を使うのでございますけれども、代用閉塞について何か慎重さが欠けていたのではないかという御指摘でございますが、信楽高原鉄道の運転取扱心得によりますと、通常の場合におきましては特殊自動閉塞方式によりまして信号機の現示に従い運転をすることとされておりますが、信号機の故障等の場合には、代用閉塞の一種でございますところの指導通信式でございますけれども、それによって運転をされることになっております
今時点でいろいろ調べている最中ですから断定的には難しいかと思いますが、我々といたしましては、今回の場合の一つとしましては、常用閉塞は一般的な運行でございますけれども、故障等があった場合には代用閉塞、先ほども冒頭で説明がございましたが、代用閉塞を使う場合には、必ず前に列車がいるかいないかを確認しながら、そのために人を派遣しまして確認した上で出さなければいけない、こういうルールがあるわけでございますけれども
○春田委員 代用閉塞はどこが守らなかったのですか。
○松波説明員 代用閉塞について具体的に申し上げますと、まず人を決めまして、そして……(春田委員「わかっているよ、どこが守らなかったかということだよ」と呼ぶ)はい、お答えを申し上げます。 それは、信楽駅から出るときにその代用閉塞を使うと決めたとき、そちら側でございます。
そういう信号制御方式の中で日ごろは行われているわけでございますけれども、一たん万が一何かがあった場合には、我々代用閉塞と称しておりますけれども、そういう場合には新しい方式で当該列車を運行させるという一つのシステムがございます。その場合に連絡等をとって、そして列車がいないことを確認しながら安全輸送に当たる。
したがいまして、その判断として、これも確認しなきゃいけませんけれども、代用閉塞といいまして、人が前に走っていきまして――今回の場合も自動車で行かれたようでございます、同時に電車も出たようでございますが、前の線路の状況があいているかどうかを確認して行けばよかったんですが、なぜかそのまま列車は出てしまった。
したがって当日、常用閉塞というのが信号に従って動くわけでございますけれども、代用閉塞という方式をとりまして列車を出そうということになったわけであります。
たとえば異常時におきますところの代用閉塞方式というものにつきましても、もう一ぺん深く掘り下げて検討する必要があるのではないか、このように考えるのでございまして、この基本的な三つの方向に向かいまして私どもとしては今後できるだけ事故の絶滅に尽くしまいりたい、このように考えるところでございます。
○山口政府委員 先ほどの事故に関しまする先生の御見解、まことにごもっともでございまして、まさに今回の事故は代用閉塞その他の方式によらずして、通常の閉塞方式によりまして十五キロの運転で信号機内に入るということになれば防げた事故でありまして、運転上の問題につきまして今後経営者その他につきましは無理な仕事をさせないようなふうに十分指導しなければならぬ、このように考えておるところでございます。
また仕事のやり方等につきまして、先生のおっしゃいますように、代用閉塞の方式を用いず通常の方式によりまして、時速十五キロで閉塞区間に進行するというようなことでよかったわけでございますが、掛員のふなれと申しますか、そういう点で、その場合に通常の方式によらないで入ってもよろしいというような通告をしたことが事故の一つの原因であろうかと思うわけでございまして、こういう点につきましては、職員の教育訓練等につきましては
少くとも代用閉塞、つまり臨時にそういうような列車の運行を変更する場合においては、これは臨時のことでありますから、たといそれがダイヤの上に載った列車でありましでも、その変更された列車の停車を指定する場合においては、やはりその閉塞方式は代用閉塞方式を用いなければならぬと思います。そうすると今まで御答弁なさったことは、ことごとく責任のがれの答弁である。
ただいまのお話の中で最後の点につきまして御説明申し上げますが、今度の事故の行き違い変更によって、代用閉塞方式をとるのが正しいのだとおっしゃることは、全然間違いでございます。と申しますのは、閉塞方式には、信号機そのものに故障がありましたときに、代用閉塞信号方式というものがとられますので、現状のものではあのタブレットを使って正規の閉塞のやり方ができます。