1953-07-31 第16回国会 衆議院 法務委員会 第27号
高田の家庭裁判所の事件の扱いとなりまして、先ほど申されたように、高田の代用鑑別所に数日収容されておつたのでありますが、少年法の趣旨に基きまして、新潟にありますところの、私どもの新潟少年保護鑑別所に身柄を移送されたわけです。
高田の家庭裁判所の事件の扱いとなりまして、先ほど申されたように、高田の代用鑑別所に数日収容されておつたのでありますが、少年法の趣旨に基きまして、新潟にありますところの、私どもの新潟少年保護鑑別所に身柄を移送されたわけです。
代用少年鑑別所が本年七月三十一日限り廃止されることになりまして、そのために、従来各家庭裁判所支部所在地の拘置監に収容されておりました少年が、代用でない少年鑑別所に収容されることになりますので、それだけ収容人員が増加をいたし、且つ今後は家庭裁判所の行います調査及び審判の都度、その少年の事件管轄の同裁判所支部に出廷のための護送がいたされなければならないということになるわけでございまして、要しまするに、右の代用鑑別所
一番こみ入つておりますのは、代用鑑別所の問題でございますが、鑑別所というのは本所が全国に四十九カ所、大体各府県に一カ所ございますが、観護措置をいたします少年を鑑別所に入れます場合に、その本所所在地の裁判所でございますと別に問題はありません。
○宮城タマヨ君 この代用鑑別所が、それではその期限が参りましたときには、確かに子供が移されますような御自信がございますでしようか。
○政府委員(中尾文策君) その点でございますが、ただ問題は代用鑑別所だけでございまして、あとは建物ができればもうそれでいいわけでございますから、その代用鑑別所のことにつきましてはもう私たちのほうもすつかりそういうつもりになつておりまして、もう何遍も会同いたしまして、関係者の間の打合せはできておりまして、もう切替になればそのときから、多少初めのうちは職員が不慣れだつたりなんかして多少困ると思いますが、
それで法務省といたしましては、その期限の切れますと同時にいろいろ処置を考えておつたのでございまして、それで四月一日から新しくこれに伴いまして少年院法、それから少年法というようなものを改正いたすことにいたしまして、そしてもよりの拘置所に一時入れました――これを代用鑑別所と申しておりますが、その代用鑑別所を廃止いたしましても支障が起らないように処置を考えておつたのであります。
○中尾政府委員 まことにごもつともな御心配でございまして、実は私たちもそのことのためにこれまで非常に困難を続けて参りまして、どの程度で踏み切れるかということについて相当考えたのでありますが、大体この代用少年院の方は、つくりまして、ただ工事の完了を待つておるばかりでありますから、この方はいいと思いますが、一番われわれが苦労をいたしておりますのは、代用鑑別所の方でございます。
少年法の一部を改正する問題について、この代用鑑別所やあるいは代用特別少年院、これら代用物を解消するにはもちろん施設の完備が必要でありますが、とかくこれが延び延びになりがちで、いつもやすきにつきまして、根本的に少年法の趣旨を没却するような結果になることが多いのでありますが、これらの予算措置は十分にとられておりますか。
けれどももう日にちが三月三十一日に代用鑑別所の使われない日にちが迫つておりますものでございますから、今ここでいろいろ悩んで見ましても仕方がないので、私の質問も少年法についてはこのくらいにして打切りたいと思いますが、どうか一昨日、今日の質問点につきまして、本当に政府の誠意のある実行をして頂きたいということをお願い申上げる次第でございます。
千人以上の収容余力があるのにまた代用鑑別所を設けなければならなかつたという事情を説明していただきたい。 次に、今回の少年法改正の第十七条の二で、家庭裁判所が仮収容を決定することになつているのですが、その決定の基準はどうか。また仮収容の期間を七十二時間に限つた算定の根拠はどうかこれを説明していただきたい。 次に、本改正案の実施に伴う予算措置の説明を求めたいのであります。
それで少年保護鑑別は言うまでもなく、将来仮にここに収容されないで、代用鑑別所に收容されると考えられる九百九十三人の人、これらの人々は正当なる保護鑑別所に收容されないで、代用鑑別所に收容される結果は、国家としてはそれらの人々が必ず改善されるのに不十分な点があろうということを考えなきやならない。
ただ職員の面につきましては、比較的増員の点は、三千名の収容少年に対する職員をもらつておりますので、その点についての心配は少いのでございますが、施設の点におきましてどうしても代用鑑別所なしで一人立ちするのには二年間必要な現状でございます、延期の必要がございまするので、その間におきまする施設の補強、或いは新たな建築ということを責任を持つてやつて参りたいと思うのでございます。