1954-08-12 第19回国会 衆議院 農林委員会 第64号
配給基準を下げて行く場合においては、代替麦をどうして安くするかということを考えて行きませんと、手近な米があまり、高いやみでないのに入るなら、高いやみでない米と経費のかかつた麦では開きがなくなる。そこでむしろやみの米を消費して麦を食わない結果になりますると、供出に非常な影響が来るのです。
配給基準を下げて行く場合においては、代替麦をどうして安くするかということを考えて行きませんと、手近な米があまり、高いやみでないのに入るなら、高いやみでない米と経費のかかつた麦では開きがなくなる。そこでむしろやみの米を消費して麦を食わない結果になりますると、供出に非常な影響が来るのです。
二、配給については、生産地と消費地の内地米配給日数の均等化を推し進めることとし、これがため生産地における代替麦の供給に特別の措置を講ずること。 労務加配についても、対象業種および加配基準に地方毎の凹凸がある事実に徴し、このさいその整理調整をはかり、できるだけ内地米の節減に努めること。 三、(一)生産者価格については、生産費を償い、再生産を確保せしめるよう現行水準の引上に努めること。