1952-03-25 第13回国会 参議院 労働委員会 第7号
従つて木材生産業者や製材業者はこれら中間的存在たる商主庄屋に対し、仕込金と称して労務賃金及び資材その他の雑費を一括支出し、個々の労働者については何ら実情を把握しておりません。然るに商主や庄屋は身分的に事業主に屈するものか、或は別個の独立せる仲介業者なのか、その性格は極めてあいまいであります。
従つて木材生産業者や製材業者はこれら中間的存在たる商主庄屋に対し、仕込金と称して労務賃金及び資材その他の雑費を一括支出し、個々の労働者については何ら実情を把握しておりません。然るに商主や庄屋は身分的に事業主に屈するものか、或は別個の独立せる仲介業者なのか、その性格は極めてあいまいであります。
しかし今のお話のように、輸出加工のもとになる仕込金を渡して行かなければならぬ。しかもそれが原材料が三割ないし五割上つておりますから、従来の運転資金の幅ではどうしても生産が低くなります。でありますから、通貨の発行高も三割前後は増加しなければ、この状況に合うわけには行かないというふうなことで、いろいろな面からその資金の出どころを追求しておるわけであります。